第57回 あの会社の利益の方程式とは

MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣

こんにちは。
サクセスエール税理士法人の鈴木です。

本日ご紹介させていただくのは、「MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣」という本です。

タイトルを一見すると、決算書を見るための実用書だと初めは思いました。

ですが実際は、「数字が読めない」と悩む人のために、無味乾燥な数字の羅列に見える決算書から、 その背景にある業界・企業ごとのストーリーを読み解く術を紹介する、という趣旨の本でした。

主に、実際の企業が出している決算書を例に取り、その売上がどのような事業の構成で成り立っているのか。利益率をどのように算出するのか。年次の売上の推移を比較して、どのような施策を行なうことでその企業が、他社よりも優位に立てているのか等々を紹介しております。

紹介する企業のメインは、インターネットを活用した事業のを行なっているところで、Yahoo!ショッピングや楽天市場から始まり、アリババ、ZOZOTOWN、LINE、携帯会社大手3社などです。

物を実際に自社で販売しているわけではない企業の儲けのカラクリというものを、決算書の数字や独自の方程式を用いて導き出しております。

本書を読み終えて、決算書を見るための実務的な知識というものは、やはりあまりなかったように感じます。

ですが、利益をどのように出しているのか、いまいちピンとこない、ネットを中心に事業を行なう企業がどのように利益を出すのか知ることができた点。今打ち出している施策がどういった狙いがあるのかをユーザー側で知ることができるというのは面白いなと思います。

また、どういった方程式で利益が増加していくのか仕組みを理解することは、企業の売上を見るために有用なことだと思います。

サクセスエール税理士法人 鈴木克成

参照:MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣/シバタナオキ

鈴木 克成

鈴木 克成

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