第131回 やなせたかし 明日をひらく言葉/PHP研究所(編)

皆様こんにちは、タスキー税理士法人の鈴木克成です。
 
今回ご紹介させていただく本は、やなせたかしさんの「明日をひらく言葉」という本です。
やなせたかしさんは皆さんもご存知かと思いますが、「アンパンマン」の作者であり、童謡「てのひらを太陽に」の作詞者でもあります。
 
いつもビジネス書や実用書を読みがちなので、たまには文芸本を読んでみようと考えこの本を手に取りました。
 
本書は全6章に分かれたテーマ別に、やなせたかしさんが今まで書いた著書の中から、抜粋した言葉とエピソードを紹介するような内容となっております。
 
 
その中で印象に残った言葉が2点あります。
1点目が『人生は三カクなんだ。「詩をかく、絵をかく、恥をかく」恥をかいてでもやる。とにかくやれば、何かしら得るものがある。』です。
何かを得るためには、とにかく何かをまず始めることが大切だなと思わされます。
新しいことをやる時において、時に、恥をかくことを考え躊躇してしまうこともありますが。ですが、恥をかくことも含めた挑戦なんだと考えさせられた言葉です。
 
 
2点目が『アンパンマンミュージアムは最終の目標ではなく、ここから、人生の再出発となった。 人生は予測できません。』です。
目標を達成した人が何を感じるのか、それを表している言葉だなと思います。目標はあくまでも通過点に過ぎず、達成すると新たな目標が生まれていくのだなと感じておりました。そうやって人はいつまでも高みを目指そうとしていくのだなと思います。自分も今ある目標を達成できた際には、どんな再出発をしていくのか楽しみにしながら、目の前の目標を超えていきたいと思います。
 
 
また、やなせなかしさんの作詞した歌の代表作に、「てのひらを太陽に」がありますが、その歌詞の一節について話している内容が心に響きました。
『よく「なぜ悲しいんですか」と聞かれる。悲しみがなければよろこびはない。不幸にならなければ幸福はわからない。空腹のときに食べるラーメンがどんなにおいしくて、幸福なのかは実感できない。ぼくらはこのさびしげな人生の中で悲喜こもごもに生きるのだ。そして一番うれしいのはひとをよろこばせることだ。』
 
 
自分の仕事が誰かの喜びに繋がることが仕事のやりがいであると思っている私にとっては、最後の、一番嬉しいことは人を喜ばせること、というのはとても共感が持てました。
長年にわたって多くの子供たちに愛され続けているアンパンマンの作者が、どういった人生を歩み、どんな思いで作品を生み出してきたのかを知れたことは、自身の人生観・仕事観を見つめるうえで大事なことだったなと本書を読み終えて感じております。
 
 
タスキー税理士法人
鈴木克成

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鈴木 克成

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