第160回 実践スタンフォード式 デザイン思考/ジャスパー・ウ (著) 見崎大悟 (監修)

 
 
 
こんにちは、タスキー税理士法人の鈴木克成です。
今回ご紹介させていただく、今読みたい本は「実践スタンフォード式 デザイン思考」です。
 
 
本書のタイトルを見てデザイン思考とはなんぞや、という疑問を持ち手に取りました。
色んな思考法を学ぶことで、全て実践できないにしても、思考の幅は広がると思います。
 
 
デザインと聞くと、作画や設計等の何かを描くことを差していると思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
本書におけるデザイン思考は、「人々が持つ本当の問題を解決するための考え方(マインドセット)」であると定義づけして話を進めていきます。
 
 
本書の流れとしては、デザイン思考のプロセスを説明した上で、1つ1つのプロセルの意味と実証方法について解説していく構成となっております。
 
 
デザイン思考のプロセスは以下の流れとなります。
① 共感
② 定義
③ アイデア
④ プロトタイプ
⑤ テスト
 
 
より分かりやすくしたのが、
1.問題を見つけるための情報をユーザーから意見を集める
2.解決する問題を決める
3.ブレインストーミングを通じて解決方法を探す
4.アイデアを検証できる試作品を作る
5.ユーザーテストを通じて評価する
と行った内容となっております。
思考という抽象的なものではなく、実践的な内容についての説明がされているなと思います。
 
 
本書を読んでいると、今の自分自身の実務でこのプロセスを活かすと言うのは難しいなと正直感じてしまいました。ですが、お客様の問題が何かというところから、やるべきことを見つける逆算的な思考は大切だなと思います。
 
 
普段の会計処理業務については、どちらかと言えば定型的なサービスで、お客様側の問題に立って逆算して行っているわけではないと思います。ですが、今後求められてくるのは、もちろん定型的なサービスも必要ではありますが、どこにニーズがあるのかを考える思考や、それを実現させるサービスなのだと考えておりました。
 
弊法人で進めているTBOは、まさにお客様が求めている、問題点を解決するサービスなのではないかと思います。
 
お客様の立場に立って物事を考える思考を忘れずに、業務に臨んでまいります。
 
 
 
タスキー税理士法人
鈴木克成
 
 
 
参照:実践スタンフォード式 デザイン思考/ジャスパー・ウ (著) 見崎大悟 (監修)

鈴木 克成

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