こんにちは、タスキー税理士法人の鈴木克成です。 今回ご紹介させていただく本は、「新 コーチングが人を活かす」という本です。 最近インターンシップで来ているスタッフに業務を教える機会が増えてきたため、上手な教え方を身につけられればと思い本書を選びました。 本書の内容としては、人の主体性に働きかけるコーチングについて、アプローチ方法を目的別に全部で62のスキルとして紹介しております。 そのスキルの中で、自分自身にも役立てられる考え方だなと思ったものを1つ挙げさせていただきます。 「"究極の質問"を作ってみる」という方法です。 具体的にどういうことかと言うと、あと数時間で〜をしなければ大変なことになるといったような、〝ぎりぎり〟の状態を自分自身のイメージの中に意図的につくり出し、答えを引き出そうとするのが〝究極の質問〟になります。 これをコーチングとして活用するのであれば、「もしあと○時間(相手が「ぎりぎり」のところに追いこまれると感じる時間の長さであればなんでも)でその問題を解決しなければ(目標を達成しなければ)あなたにとって大切なことが失われるとしたら、どんな行動をとりますか?」といったような質問を投げかけてみるのが有効なようです。 本書では次のような例が挙げられていました。 営業成績が伸び悩んで煮詰まっている同僚に、「もしきみがこの1日で1件とってこないと、給料が半額になるとしたら、まずなにをする?」といった究極の質問を受けると、たとえそれに対して、その瞬間現実的な解答が思い浮かばないとしても、なんとなく〝視野が広がる感じ〟があるものです。 究極の質問で自分や相手を追い込むことで、視野を広げ、新たなアイデアを見つける。 なかなか斬新なアイデアだなと感じましたが、潜在的な力を引き出すことにおいては効果的な考え方かと思います。 自分もギリギリの状態になって何とか出来たという経験があるので、疑似的にでも自分を追い込む状態を作ってみるというのは面白いアイデアだなと思うと共に、試してみたいと思います。 これから会計業界はより繁忙期へと突入してまいりますが、自分の中でギリギリの状態を作り出そうとできるくらいのゆとりを持った状態で、業務を進めていきたいと思います。 タスキー税理士法人 鈴木 克成 参照:新 コーチングが人を活かす/鈴木 義幸