第200回 新ローカルベンチャー経営/木田直樹

新ローカルベンチャー経営
皆さん、こんにちは!
タスキー株式会社 HRソリューション事業部の関村です。

ゴールデンウイークが終わり、2週間が経過し、疲れが見えてくる頃ですね。
無理せず、疲れたときはしっかり休みながら、過ごしてまいりましょう。

今回ご紹介する一冊は、「新ローカルベンチャー経営」です。
この本は、北海道十勝地方で、1件の携帯ショップから、年商52億円の企業へ成長させた著者が、経営に対する考えを述べています。
たまたま、先日の日経新聞朝刊の広告で見つけ、面白そう!と思い、手に取りました。

この本の中で、ローカルベンチャーになるための5つのポイントを挙げています。
1.地方の経済圏・コミュニティに依存しない
2.地方の発展に貢献する
3.他者資本に頼らない
4.多角的な事業展開
5.新しい経済圏を創り出す

1つ1つの具体的な内容については、ここでは割愛しますので、気になった!という方は、この本を手に取って、読んでみてください。


今回、ぜひ、皆さまにご紹介したいのは、下記2つです。

1つ目は、人材採用の工夫です。
この企業では、福利厚生を充実させ、そこを採用の武器として活用しています。
例えば、独自の退職金制度、確定拠出年金制度、昼食の支給、成績上位者への旅行プレゼントなどの福利厚生を揃えています。
昼食は、なんと、社員のお弁当を毎日支給しているという、驚きの制度です!!
ローカルで勝つには、人をいかに採用するか、そして、辞めさせないかは、非常に重要ですよね。
そういう意味で、福利厚生制度を想像を上回る以上に充実させる点は、見事だと感じました。

2つ目は、「ウサギではなくカメになれ」というメッセージです。
これだけの事業拡大、多角化経営、M&Aをされている企業であれば、ウサギのように、ピョンピョンと成長していくことを望みそうですが、この経営者は、社員に対して、カメになれと常日頃から、話しているそうです。
カメは、動きは遅いですが、休まずに、コツコツと一生懸命に仕事を積み上げていきます。
ベンチャーだから、派手に急成長というイメージが先行しますが、そうではなく、とにかく愚直に、一生懸命に、積み上げることこそ、大事に。
派手にやるのではなく、コツコツと積み上げていくからこそ、最終的に大きな成長ができるということですね。

長く続くコロナウイルスの影響で、多くの打撃を受けた企業は、少なくありません。
私の所感ですが、コロナウイルスによって、考え方・やり方にとっては、地方企業だからこそできることがあると感じています。
今回のブログを通じて、何か自社のやり方を見直すきっかけになれば、非常に嬉しいです。

当社タスキーグループのVISIONは、「LOCALから新たな価値を」。
このVISIONの実現に向け、私たちもまだまだ新しいやり方を模索し、より良いものを皆さまに届けてまいります。

引き続き、よろしくお願いいたします。


HRソリューション事業部 
マネージャー 関村学


参照:新ローカルベンチャー経営/木田直樹
関村学

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