第259回 付加価値のつくり方/田尻 望

皆さん、こんにちは!
タスキー株式会社 HRソリューション事業部の関村です。

ゴールデンウイーク明けから1週間が経過して、皆さま、疲労が出てくる頃かと思います。無理しすぎず、心身のコンディションを整えて、過ごしてまいりましょう!

さて、今回、ご紹介するのは、【付加価値のつくり方】です。
この本は、従業員の年収が高いことで有名なキーエンス社出身の筆者が付加価値のノウハウについて、詳しく書いています。

皆さんも、仕事において、付加価値が大事なことは、何となく理解されていると思います。
でも、自分の仕事や自分の会社が、お客様に、どんな付加価値を出しているか?と問われたとき、意外にちゃんと答えることが難しいのではないでしょうか?仕事において、お客様からお金をいただいている以上、その金額よりも高い価値を出すことは、必要なことです。自分たちが、お客様に与える付加価値が高くなればなるほど、仕事でいただくお金は、増えていきます。そういう意味で、付加価値について考え直すことは、とても有益だと考えました。

前置きが長くなりましたが、この本で、私が最も印象に残ったのは、【売れない人は「特長」を語り、売れる人は「利点」を語る】というフレーズです。このフレーズに込められた意図は、お客様のニーズを見れているかどうか、これだけです。
他には、【特長の主語は私たち。利点の主語はお客様】とも表現しています。さらに、こんな表現もしています。【あなたが、特長を語ったところで、お客様は、だから何?と思うでしょう】と。

この感覚は、マーケティングにも通じるところがありますが、付加価値の原点は、顧客のニーズです。
お客様のニーズを解決できるから、付加価値が出てくるのです。付加価値がない特長は、ただの自己満足です。なぜなら、自分たちが良いと思っても、お客様が必要と感じなければ、代金を払ってくれないからです。

当たり前のことを話しているようですが、この顧客のニーズの把握ができていない企業やサービスがとても多いと、この本では指摘しています。改めて、自分たちの仕事において、主語がお客様で話せているのかどうか、確認してみてください。いつの間にか、自分たち視点が強くなっているかもしれません。

また、この本の中では、顧客のニーズに合っていない事業を、「人の命の時間」をムダにするとも表現しています。印象を残すために、強烈な言葉を使っていると思いますが、従業員が働く時間を、人の命の時間と表現するのは、私は素晴らしいと感じました。従業員が働く時間が尊い時間だからこそ、付加価値というものに目を向けていくことが、重要だと思います。何か考え直すきっかけになれば、嬉しいです!
付加価値や顧客ニーズをどう見つけるかなどについて、もっと知りたい!と思った方は、ぜひ、この本を見てみてください!!

今回も、最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
引き続き、よろしくお願いいたします!


HRソリューション事業部 マネージャー 関村学

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