第279回 働きたくなる職場のつくり方/荒川 陽子

皆さん、こんにちは!
タスキー株式会社 HRソリューション事業部の関村です。

今回、ご紹介するのは、【働きたくなる職場のつくり方】です。
私たちHRソリューション事業部では、地域の企業様のヒト・組織に関わる課題解決をしています。人事制度の設計を行ったり、階層別研修や営業・マーケティング研修等、幅広く支援させていただいております。
その中で感じる私たちの課題認識と、この本に書かれている内容に、非常に重なる内容が多かったので、この本を紹介することにしました!
皆さまが、今の職場や自分の仕事について、考え直すきっかけになれば、嬉しいです!

今回お伝えする共感ポイントは、3つです。
まず、共感ポイントの1つ目は、「働きやすさ」+「やりがい」=「働きがい」という考え方です。
これは、非常に大事なポイントです。働きやすさばかり追求している経営者は、少なくありません。そのような経営者は、うちはたくさん施策をやっているのに、なぜ、従業員は前向きにならないんだ!と話していることが多いような気がします。
「働きがい」は、「働きやすさ」に加えて、「やりがい」がないと、成立しません。この両輪を考える視点は、すごく大切です。

2つ目の共感ポイントは、「やりがい」へのアプローチの難しさです。
「働きやすさ」は、非常にわかりやすく、施策の着手が容易で、成果も見えやすいと言われています。例えば、残業時間の削減、休暇の促進、リモートワークの推奨などが該当します。すべて、ルールや制度で決めれば、比較的、実行しやすいものです。
一方で、「やりがい」は、どんな施策をした方がいいのかが分かりにくく、さらに、成果も出にくい傾向があります。そのため、経営者は、分かりやすい「働きやすさ」ばかりを求めてしまっていることが少なくありません。
ただ、この本の中では、「やりがい」を高めようと試行錯誤している姿勢こそが、従業員のやりがい向上に寄与していると説明しています。

最後、3つ目の共感ポイントは、経営側と上司の重要性です。
やはり、働く従業員にとって、経営者や上司は重要で、影響力を持っている存在です。ここは、皆さん納得ですよね!
やりがいを低くする上司のポイントは、「過去の例の押し付け」と「対話の少なさ」が特徴と記載されています。従業員のやりがいは、人それぞれです。だからこそ、しっかりとした対話で、相手のことを知る。そして、会社として大事にしている価値観をしっかり、何度も伝える。この努力がないことには、1人1人のやりがいを高めることが難しい現代です。

いかがでしょうか?
そんな難しいことは、述べられていないように感じますが、今、皆さんの会社で、実際にできているかと問われると難しいところも多いのではないでしょうか。この本の中には、具体的な企業の取り組みをたくさん紹介しています。
ぜひ、気になったという方は、一度、読んでみると、自社を見る目が変わるかもしれません。

今回も、最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
引き続き、よろしくお願いいたします!


HRソリューション事業部 マネージャー 関村学

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関村学

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