第52回 会津藩 什の掟~日新館が教えた七ヵ条~

会津藩 什の掟

こんにちは。
サクセスエール税理士法人の青谷麻容子です。

大河ドラマや、ベストセラーの「国家の品格」で紹介され、多くの人に知られるようになった「什の掟」。

これは、江戸時代に会津武士の子弟が徹底的に叩き込まれた武士の心得のことです。
一、年長者の言うことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言を言うことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいじめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ

「ならぬことはならぬものです」

最後のくだりは、会津武士の精神に通じるくだりとして広く知られています。
「ならぬことはならぬ」、つまり、「ダメなものはダメ」理屈ではないということです。

「什」は6歳から9歳の幼年者を対象とし、理屈で学ぶよりも体得させることが効果的は年齢であるため、無条件で「ならぬものはならぬ」と従順を説いています。

しかし、日新館に通う年齢になると、理由をきちんとした形で教えています。ここにも、会津藩の教育の質の高さが伺えます。
「什の掟」は武士の心得を説いたものであり、人間としての生き方を説いたものです。

元々は子供を教育するためのものですが、大人の私にとっても、自分を戒めなければいけない点が多々あると考えさせられました。
本書では、表面的な字面からだけでは分からない「什の掟」の本当の意味、その背景まで丁寧に解説して下さっています。

人間としての生き方を深く学ぶことがことができる一冊です。

サクセスエール税理士法人 税理士 青谷麻容子

参照:会津藩 什の掟/中元寺 智信

青谷 麻容子

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