第146回 スマホ脳/アンデシュ・ハンセン

小笠原です。最近、スマホを触る事で貴重な時間を無駄にしてしまうことがあります。それは無限に時間を潰せてしまうからです。
この本を読んでいる間にもスマホを4~5回はタッチしてしまいました。どうして手放せないのでしょうか。

今回ご紹介するのは、多賀城TSUTAYA図書館で出会った本書『スマホ脳』。
本は偶然の出会いだと思って衝動買いしてしまいますね。
 
 
 
人類の歴史からして、あまりにもスマホの普及速度が早すぎるのではないだろうか。
そんな提唱から始まる本書ですが、内容としては、人の成り立ち~身体のシステムや習性を説明した上で、スマホを遠ざけておくことが難しい理由を解説しています。
 
スマホが普及して10年位でしょうか?近未来アニメ等を見ていた身からすると、現実はあまり変わらないなと感じてしまいますが、劇的な変化の中に我々はいるのだと考えなければいけません。
 
 
 
進化の過程で人間は
・動物や人から生命を守るための危機管理
・食料不足に対してはカロリーを欲する体に
・危険を知るために多方面に関心を持つ意識分散
  
このような習性を身につけてきたわけですが、人間の身につけた習性をスマホは逆に利用するようなものなのだと書かれているわけです。
なぜついついスマホを触ってしまうのか?人間の習性という過去からの積み重ねを研究視点から見るとなるほど確かにと感じることができました。
 
 
本書を読むことで、スマホ利用の留意点をふとした時に気づくきっかけの知識が得られるかと思います。知るという事の大切さ、知っているからこそ気を付けることができるはずです。 
 
最後に、睡眠・運動・他者との関わりが精神的な不調から身を守る3つの要素だと本書に綴られています。これまで当たり前だと思ってきたことですし、当たり前に大切にしてきたことですね。
人を育てる。それは子育てだけでなく、従業員も、自分自身もだと思います。劇的な環境変化にいる中でも、これまで大切にしてきたことは何かを確認して大切にしていけるようにしたいものです。
 
 
 
まだ人間はスマホに適応できていない?
ぜひご自身の生活を思い返しながら読んでいただけると面白いと思います。
 
 
 
タスキー税理士法人
小笠原康
 
 
 
 
参照:スマホ脳/アンデシュ・ハンセン
 
 
 

小笠原 康

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