第224回 チーズはどこへ消えた?/スペンサー ジョンソン (著)・Spencer Johnson (原著)・門田 美鈴 (翻訳)

こんにちは、タスキー税理士法人の鈴木です。

今回ご紹介させていただく本は「チーズはどこへ消えた?」です。
今読みたい本を選ぶために本屋さんで選んでいる際、おすすめの本のコーナーに本書があり、タイトルに惹かれて選びました
自分は初めて本書を知ったのですが、購入した後に初版は2000年と20年以上も前で、かなりの増刷がされているベストセラー書籍なのだと知りました。

本書の内容ですが、友人同士の何気ない会話をしているという導入部分にて、「チーズはどこへ消えた?」という話を読んで役立ったという会話の流れから、「チーズはどこへ消えた?」が一体どういう内容なのかを紹介していくという構成です。

「チーズはどこへ消えた?」の登場人物は、単純な思考で直ぐに行動をする2匹のねずみと、頭で物事を考え行動する2人の小人です。
物語の内容としては、チーズが隠されている迷路があり、2匹と2人がチーズを求めて迷路を探し回っているというところから始まります。ねずみは動物的な嗅覚を活用しながらとにかく試行錯誤し、迷路を進みます。小人は知性があるため、試行錯誤を繰り返すだけではなく、迷路を分析しつつ進みます。
結果として、ねずみも小人も同じ場所で大量のチーズを見つけます。

この物語の大事なところは、大量のチーズを見つけた後にそのチーズが無くなるところから始まります。ねずみの方はチーズが無くなるのと同時に、いずれ無くなると予想していたため、直ぐに次のチーズがある場所を求めてその場を離れて探し始めます。
一方、小人の方は大量のチーズがあることに安心感を覚えて、チーズが無くなるはずがないと過ごしていました。そのため、ある日チーズが無くなった際に、いきなり消えたように考えました。この場面が、この本のタイトルでもある「チーズはどこへ消えた?」に繋がります。
小人は2人とも変化を受け入れることができず、チーズが無くなったのではなく消えたと思い、チーズが戻ってくるのを待ったり、壁を壊して近くに無いかを探したりします。そんな日々を過ごして同じ場所にとどまり続ける中で、1人の小人が無くなったという変化を受け入れ、また以前のように新しいチーズを求めて探し始めます。一方、もう一人の小人は、変化を受け入れられず、同じ場所にとどまります。
結果的に、新しいチーズを求めて行動した小人が別な場所で大量のチーズを見つけ出します。小人が見つけた場所には、直ぐに行動していたねずみ達が既に到着していました。
大まかな物語の内容はこのようになっております。

この物語から、どんな物事でも変化をしていくのが当たり前であり、変化を受け入れ新しいことに挑戦することの大切さを感じました。過去の良かったことを引きずって今を変えることを躊躇ったり、変わることの恐怖に打ち勝てないでいると、新しい挑戦や進歩がなく、反対に衰退していってしまうのだと思わせてくれるような内容でした。

私自身の最近を振り返ってみると、目の前の業務に追われ、新しいことへの挑戦や自らを変化させていこうという意欲的な行動ができていないように思います。

本書を読むことで、変わろうとする意志の大切さや、行動を起こすことで生まれる新たな価値というものに気づかされ、自分も行動しようと思わされるのではないでしょうか。

タスキー税理士法人 鈴木克成

参照:チーズはどこへ消えた?/スペンサー ジョンソン (著)・Spencer Johnson (原著)・門田 美鈴 (翻訳)

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鈴木 克成

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