第317回 心療内科医が教える本当の休み方/鈴木 裕介

初めまして。タスキー株式会社の木下と申します。
今回初めて今読みたい本に投稿をさせていただきます。ご紹介させて頂く記事が少しでも皆様のお役に立てるよう精一杯務めさせていただきますので、
これからどうぞよろしくお願いします。

今回ご紹介させて頂く本は、心療内科医 鈴木 裕介著「心療内科医が教える 本当の休み方」です。
いきなりですが、皆さんきちんと休めていますか?
「休みに仕事の事を思い出してあれこれ考えてしまう」
「休みの日は家族サービスや家事、勉強をして、結局ゆっくりできない」
「それなりに休んでいるはずなのに、疲れが取れている実感がない」
一つでも当てはまる方は、本当の意味での休みが取れていないかもしれません。

ここでいう「休み」とは、単に仕事や学業から離れている時間ではなく、
疲労を回復し、健康を取り戻すという目的の為に一定の時間を使って行われる行為の事です。

■ 休む事は実は高等技術である!?
上手く休むためには、大きく3つのプロセスがあり、これらをすべて成立させないと本当の意味で休む事ができないそうです。
1.休みが必要な状態だと自覚すること
2.休むことができる環境を確保すること
3.自分の状態にとって適切な休養活動を選択すること

大なり小なり皆さん生きていく中でストレスにさらされているかと思われます。
ただここではストレスを否定している訳ではなく、ストレスも生きていく上で必要だと書かれています。
しかし、それが身体に何かしらの症状を引き起こしているなら要注意です。
頭痛、腹痛、便秘、不眠などあらゆる症状でストレス反応は出現しますが、あくまで身体の自然な反応なので、
ストレスに気づきにくいのも私たちが休めない要因の一つです。

■ あなたは今どの状態?—「炎モード」・「氷モード」・「リラックスモード」—
「炎モード」:交感神経優位な状態。不安やイライラ、寝付けない・途中で起きてしまうなど
いわばハイテンションの状態

「氷モード」:背側迷走神経優位な状態。
何もやる気が起きなくなったり、何にも感動や喜びを感じなくなったりすること

「リラックスモード」:腹側迷走神経優位な状態。伸びやかな姿勢。穏やかな状態。

人は、この3つの状態を行ったりきたりしながら日々を過ごしているのですが、この状態が一つに行きっぱなしになると危険な状態です。
今いる状態によって対応方法が異なってくるため、今自分がどの状態にいるのか把握する事が重要です。

今回ご紹介させて頂いた内容は休む前段階のお話でしたが、本書では具体的な状態に合わせた休み方なども書かれておりました。
意外と休むのって難しいですよね。あと少し、これが終われば!とちょっとの無理を重ねてしまうこと、あるあるですね。
でも自分の身体は一つしかありません。あなたが無理をしたら悲しむ人(自分)がいると思います。
自分の為に、大切な人の為に、ご自愛していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。

タスキー株式会社
木下知奈美

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