皆さまこんにちは!タスキーグループ/業務改善支援室の工藤でございます。
今回ご紹介する本は、『1分で話せ』です。
何かを伝える時に、詳しく説明したつもりでも相手がよく理解していなかったり、自分が伝えようとしていた内容をうまく話せず、こんなはずじゃなかった・・・と落ち込むときはありませんか。
本書は、分かりやすく論理的に話を伝えるテクニックを学ぶことができるオススメの本です。
今回はこの本に書かれている「何倍も伝わり方が変わる方法」の中で、特に印象に残った部分をご紹介いたします。
①プレゼン=人を動かすことが目的
そもそも人は、相手の話の80%は聞いていない。どんなに相手が好意的に聞いてくれたとしても、どんなに完璧なプレゼンをしても、自分の話したことが100%相手の頭の中に残すことは不可能。自分の話を聞いてほしいなら、まず「みんな人の話を聞いていない」ということを前提に始めなければならない。
プレゼン力とは、「人に動いてもらう力」である。人を動かすためには、1分で話せるように話を組み立て、伝えることが必要。
②右脳と左脳に働きかける
ロジック(左脳)を理解してもらうのが大事ではあるが、情熱や思い(右脳)も同様に伝えなければ人は動かない。
人は左脳で理解し、右脳で感じて動く生き物なので、人を動かすには左脳と右脳の両方に働きかけることを意識する。
③結論と根拠のピラミッドで話を構成する
話には主張(結論)とそれを補う複数の根拠で組み立てる。話が伝わらない、伝えるのが苦手な人は事例やデータを並べるだけで、相手が何を読み取ればいいかわからない状況であることが多い>事実やデータは結論ではない。
根拠をたくさん並べると、印象に残らなくなってしまう。かといって1つのみだと説得力が弱まるため、3つを目安とする。3軸はイメージしやすい。
今回は一部のみのご紹介となりましたが、さらに具体的な実践方法やケーススタディについても記載されていますので、気になる方は是非ぜひお手に取ってみてください。
話は変わりますが、弊社では在宅や複数拠点での多様な勤務体系を実施しているため、社員同士のコミュニケーションの一環として「朝会」を毎朝開催しています。
朝会では、社員数名を指名して「1分」を目安に発表(アウトプット)する場を設けており、お題は日によって変わりますが、単なる発表ではなく1分という限られた時間の中で、自身が伝えたいことをどれだけ簡潔に伝える事ができるかというトレーニングも兼ねています。
その結果、最初は人前で話すことが苦手な社員も、発表の回数を重ねていくことで説明が上達し、人前で堂々と話せるようになっていく姿を見て、テクニックやノウハウのインプットだけでなく、アウトプットを同時に行うことが重要だなぁと改めて実感しました。
1分で話す。是非皆さまにも実践していただきたいです!
最後までご覧いただきありがとうございました!
タスキーグループ/業務改善支援室 工藤俊介