第254回 今日がもっと楽しくなる行動最適化大全/樺沢紫苑

皆さまこんにちは!タスキー株式会社の工藤でございます。
新年度が始まり、組織や環境が変わった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
様々な環境変化でストレスを感じたりうまくいかなかったり等、今現在モヤモヤしている方に是非読んで頂きたい本がこちら!
『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全』です。

本著は精神科医の樺沢紫苑氏が著者であり、ビジネスマンだけでなく年齢を問わず役立つ情報をイラストや数値化でわかりやすく説明しているため、
じっくり読む時間が無い方でもサッと読める本になっております。また、「最適化のためになぜこうするべきなのか」の根拠について詳しく説明されております。

気になる内容についてですが、本書は全2部構成となっており、第1部では1日のスタートである朝の起床から出社→午前業務→お昼休み→午後業務→夜のお酒の飲み方や睡眠まで、
最適化するための説明が50項目全てイラストつきで書かれています。第2部は、第1部で説明された項目について「最新科学・研究結果」を基としたエビデンスが書かれています。

読んでみて私が特に気になった3つの「最適化」について、簡単にご紹介させていただきます。

①「伝える」の最適化
|行動|
話す内容よりも声のトーンや大きさ、身振り表情が重要。笑顔は「ウェルカム」というサイン。
|根拠|
「伝える」の最適化→ものを伝えるときは、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%。
数多くの言葉で「伝える」よりも「態度」が大切。

②「朝」の最適化
|行動|
「脳のゴールデンタイム」の有効活用。「自己投資」は朝実施する。
|根拠|
起床後の2~3時間は脳に疲労も無く脳内は整理された状態のため、1日の中で最も集中力が高い=「脳のゴールデンタイム」
朝に自己投資(勉強や読書)を行うのがよい。特に、自分の業種や専門領域に限定した情報だけをインプットすることは、脳が雑然としづらいのでお勧め。

③「アウトプット」の最適化
|行動|
「話す」「書く」「行動する」のアウトプットで脳内の見える化を実践する。2週間で3回アウトプットする。
|根拠|
コロンビア大学の心理学者の研究結果で明らかになった、インプットとアウトプットの黄金比は「3:7」。(インプット3割|アウトプット7割)
「記憶の原則」→記憶は海馬に一時保存されるが、重要でない情報は忘れる。一時保存中に2,3回以上使われた情報は今後も使われる可能性が高いと海馬が判断するため、必ず2週間で3回アウトプットすることが重要。

今回は上記3点のご紹介でしたが、お酒の飲み方だったりダイエットについて・・・など仕事に関する事だけでなく、日々の生活についての最適化のポイントが書かれているため、
興味を持たれた方はぜひ読んでみてください!
仕事や人生をもっと楽に、もっと楽しくするためのきっかけになれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!

タスキー株式会社
業務改善支援室 工藤俊介

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工藤俊介

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