何度かこのページを担当させていただいておりますが、皆さま御察しの通り、私の紹介する本は少々毛色が違っております。
今回ご紹介致します本は、こちら。
『社会人大学人見知り学部 卒業見込』 若林正恭
著者の名前にピンと来た方も多いことでしょう。
この本は、お笑いコンビ・オードリーの若林さんが『ダ・ヴィンチ』にて連載していたエッセイに、加筆修正を加えて刊行されたエッセイ集です。
M-1グランプリで脚光を浴びたあの日から変わっていった環境、ネガティブな自分、社会人としての在り方って本当に必要なの?
若手芸人の下積み期間と呼ばれる長い長いモラトリアムを過ごした彼が感じた社会との違和を、時には飲み込み時には突っぱね、一つ一つ解いて行く姿についつい引き込まれてしまう。そんな一冊です。
新たな環境に身を置くとき、それぞれが悩みにぶつかったり、社会とのギャップに狼狽えたり、それが普通のことなのかと心のうちにしまってみたり、そんな靄がつきものです。
その人が思ったことをつらつらと書いた文章というのは、読み手の心境によって与えてくれるものが大きく異なります。
こういったジャンルの本も、たまにはいかがでしょうか?
余談ですが、私は心から笑わせてくれるお笑いが大好きです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
サクセスエール税理士法人 佐藤美友