なんであれが流行りだしたのだろう。
そんな疑問を持ったことがある方は、少なからずいらっしゃるのではないのでしょうか?
著者は、2013年に「さとり世代」、2014年に「マイルドヤンキー」という言葉をご自身の著書で提唱し、ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートをした原田曜平氏。
朝の情報番組でもレギュラーを務める、若者の流行に精通した博報堂の社員さんです。
「そう、それ!」と言わせたものが心をつかむ、と原田氏はこの本の中で述べていらっしゃいますが、感覚として理解していることがたくさんの言葉たちで表現されている!そう、それ!と感動を覚えました。
この「そう、それ!」=「インサイト」は一般的に消費者の潜在ニーズなどと呼ばれますが、このインサイト、お笑い芸人は探すのがとても上手なのです。
またお笑いの話か・・・と思われたかもしれませんが、ついついクスっと笑ってしまうときは、そういうことあるある、と感じていますよね。
違和感に注目し、先入観にとらわれず、臆せず受け入れ、記憶すること。
インサイトを見つけ出すために必要な4つの能力は、日々の違和感に気づくことからスタートするようです。
自分の価値観だけに振り回されず流行の本髄に迫ることで、もしかすると流行を作り出すことも夢ではない・・・!?
気づきのアンテナを高めるきっかけを作ってくれる、そんな1冊です。
サクセスエール税理士法人 佐藤美友