こんにちは。
サクセスエール税理士法人の青谷麻容子です。
長いことすっきりしないお天気が続いている間に、7月もあっという間に折り返し地点となりました。エルニーニョ現象が漸く終息したとのことで、7月末には全国的にシャキっとした夏がやって来るようです。
さて、そんなすっきりしないお天気の中でも、いつも心を晴れやかに保つことができる「心構え」を磨くため、今回は、日本一の“やる気講演家”田中真澄先生の御著書「田中真澄の88話」をご紹介させて頂きます。
田中真澄先生は、人間の能力は①心構え(心的態度)、②知識、③技術の3つと捉えます。そして、この3つの要素の中でも、「心構え」は全体のウェイトの8割を占める最重要な能力で、「心構え」は日々磨いていなければ、人は困難に遭遇した時に挫折することになる、とおっしゃいます。
田中先生は、これを七転び八起きの起き上がりダルマの構造に例えて説明され、私はそれがとても腹に落ちました。
つまり、ダルマの内部の底には鉄の塊がついていますが、その鉄塊の重さはダルマ全体の80%に相当します。この重い鉄塊があるからこそ、ダルマは倒れても倒れても、すぐ起き上がることができるのです。
人も同じで、心構えは鉄塊に相当します。人間の全能力を100とした場合、心構えは80の価値・重みを持つ能力で、人間の生きる力を支える能力です。
私達は、この80%を占める「心構え」という能力を磨き続ければ、どんな困難に出会っても立ち直ることができるというのです。
では、「心構え」を磨くには、どうしたらよいのでしょうか。それには、「良き行動の習慣」と「良き考えの習慣」を身に付けることです。
そして、それは、「心構え」を支える3つの柱である、①積極性(前向き)、②明朗性(明るさ)、③利他性(思いやり)の分野で、それぞれ2つの習慣を実践することがポイントだと仰います。
本書では、この積極性、明朗性、利他性に関する88の言葉が紹介されています。毎日1語ずつ読んでも、1年で3回読み返せます。読んで、行動や考え方に落とし込んでいけば、自ずと「心構え」が磨かれるのではないでしょうか。まずは実践してみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
サクセスエール税理士法人 公認会計士 青谷麻容子