こんにちは。タスキーの青谷です。
多くの企業でこのコロナショックの影響のシナリオを描き、最悪の事態を免れるための対応に迫られている状況が続いています。これは個人としても会社としても、より先を見通す良い機会としなければならないと思います。
本日紹介させていただく本は、ゲーム会社である㈱アカツキのCEO塩田元規氏が書かれた「ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力」です。ハートドリブンとは、内なる心から突き動かされるといった意味合いです。
アカツキという社名に込めた「世界に夜明けを」という想いのもと、リアルからデジタルまで幅広く事業展開されています。2010年に創業し、2016年にマザーズ、2017年に東証1部へとスピード上場し、2018年度の決算では、通期売上281億円、営業利益136億円という実績にも驚かされます。
「感じて、分かち合う」
これが、これからの時代の生き方のキーワードです。
すでに時代は、合理・論理など目に見える物が中心の時代から、感情・ハートが中心の時代へと変わっています。今まで価値あるものとされてきた価値を追い求めるのではなく、自分の中にある大人になって忘れかけてしまった子供心・好奇心へ挑む勇気が求められる時代です。
「すべての産業はエンタメ化し、すべての産業で感情価値が鍵となる」
ビジネスの世界でも目に見えないものがより大切になっています。便利だから売れるといった「機能的価値」が中心になった時代は終わり、精神的な満足に価値の源泉が移り、見えない「感情的価値」がどんどん高まっていく時代です。つまり、「感情価値」に払う金額は、「機能的価値」に払う金額よりはるかに大きくなっていきます。
「人は常にフィルターを通して世界を見ている」
人は世界を自分の見たいように見ている。最高の人生を送り、最高の会社をつくりたいなら、まず自分自身が世界をどのように見ているかを認識しなければならない。
ゼロサムゲーム、奪い合いの時代は終わり、心や感情という無限の価値を広げるゲームへと、企業として社内外ともにどのように対応していくべきか考えさせられる機会に是非
タスキー税理士法人 公認会計士・税理士 青谷貴典