第107回 打つ手は無限

打つ手は無限

こんにちは。
タスキー税理士法人の青谷麻容子です。

緊急事態宣言が全国に拡大され、今まで経験したことのない世界に今我々は生きています。個人も会社もこれからどのようにして生き残っていくか、不安の中で一日一日過ごされている方もいらっしゃることと思います。

運命を選択することは出来ないが、その運命に対する態度は自らに委ねられている。
先が見えない、そんな時こそ今を真剣に生き抜く。今やるべきことに命がけで取り組んでいくことで、必ず乗り越えることができると信じています。

今回ご紹介するのは、こんな時だからこそ、再読したいと思った「打つ手は無限」です。
著者は、わが国屈指の社長専門コンサルタントとも言われ、日本経営合理化協会の創業者でいらっしゃいます牟田學先生です。

雇われ社長として倒産寸前の会社を次々再建し、また、自ら創業した5社の社長・会長も兼務されています。その50年以上の実体験に裏打ちされた、確固たる経営思想と実務手腕に、「社長業・知行合一の人」とも言われています。

私も幸運なことに、一度ご自宅にお邪魔して直接お話しをお伺いする機会に恵まれました。私共のような若輩者にも、真剣に情熱的に長時間お話しいただき、その魅力的なお人柄に、なるほど、だから多くの経営者の方々が牟田先生の門をたたくのだと納得したものです。

本書が書かれたのは、“100年に一度の経済激変”と言われた2007年ですが、今の状況にも当てはまります。

この中で、著者は以下のように述べています。
『会社は生き物である。奇しくも、ダーウィンが言っているように、すべての生き物には、生き残っていくための条件がある。
大きいから生き残っていくとは限らないし、小さいから死滅するとも限らない。さらに頭がいいから生存できるかというと、それも種の存続条件ではない。
最後に残って栄えるものは、厳しく、激しい数々の環境や状況の変化に耐え、弾力的に沿っていくものだけである。
社長業とは、変貌する環境や状況への対応業である。』

このような状況でも、立ち止まらず、何か方法がないだろうか、何か方法はあるはずだと、あらゆる角度から考え、知恵を絞り、模索し前進し続ける会社が生き残るのだと思います。

自分ができないと思えばできないし、できると心の底から信じて行動すれば、必ず道は拓けると、数々の先人たちが教えてくれています。

明けない夜はないと信じて、この難局を乗り越えていきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

タスキー税理士法人 公認会計士 青谷麻容子

参照:打つ手は無限/牟田 學

青谷 麻容子

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