第110回 実践するドラッカー【チーム編】

実践するドラッカー【チーム編】

こんにちは!小笠原です!
今回ご紹介するのは、実践するドラッカー【チーム編】です。
本書を手に取りましたのは、若輩ながらも
・組織をどのように一体化させていくか?
・熱量を共有していくには?
という事を学びたかったからであります、

本書には
“企業が人間の成長を請け負うという事など、法螺に過ぎない”
“人材育成の基本は育てるのではなく、育つ環境を提供すること”
といった、人を自然と成長できる環境を整備することが重要だという事も書かれています。
※ただし、成長したいと思えるかは個人に委ねられている。

では、その環境を作るために必要なこととはどういったものなのか?
それには大きく二つの方向性があるのではないかと考えています。

★1つ目は中長期的成果の明示、「企業としての未来を示す」こと。
人材のタイプはさまざまです。
・成果を出すことに燃える
・チームでの仕事がやりがい
・サポートが楽しい
などなど…しかしより、成長したい、貢献したい、そう思ってもらうためには、
企業としてどんな姿になっていきたいのかというヴィジョンが必要だと感じます。
それが個人の目標と連動していることで、働く人間の共感性や帰属性に
つながっているのではないでしょうか。

★2つ目は短期的成果の明示、「成果(目的)を明確にしてから目標を設定する」こと。
例えば目の前の業務を効率化しようとしても、効率化することの目的は何か?
それが見えていないと、業務時間を短くする、人員を少なくする、といったことに
躍起になってしまいます。
成果(目的)を明確にしないことにより、何のための取り組みかわからず組織・チームの意識が上がらないことは
よくあるのではないでしょうか?
本書にも書かれていますが、“いかにもっとよく行うかの前に、何が目的かを考える”
ということを組織・チームで共有することが必要ではないかと思います。

事業も業務も成果(目的)を持って行う。
そのために、企業・組織を預かる方は先(ヴィジョンや成果)を示せることが
必要であると感じます。目的を共有することで、社員が自発して成長したいと思える
環境をつくり、一体化した組織・チームを目指していきたいものですね。

タスキー税理士法人 小笠原康
参照:実践するドラッカー【チーム編】/ 上田惇生

小笠原 康

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