こんにちは！佐藤美友です。
従来とは全く異なる1年となった2020年も残すところ僅か。
今年最後に紹介させていただくのは、こちらの一冊です。
『売れ続ける理由 〜一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法〜』 著・佐藤 啓二
宮城県民ならば、「さいちのおはぎ」をご存じの方も多いでしょう。
我々もお客様のご厚意でいただくことがあるのですが、甘さ控えめで素朴なおはぎに懐かしさを感じ、何度食べてもほっこりしてしまいます。
秋保にあるスーパー「主婦の店・さいち（株式会社佐市）」は総菜部門の売上が5割を占める珍しいビジネスモデルで、同業の大手某社のみならず他業種までもが視察研究に訪れる小さなお店です。
代表取締役社長である佐藤氏が書かれた唯一無二の一冊には、お店が大切にしている理念がたくさん詰まっていました。
『心をこめてつくる。それが正しいことであり、それができるのが正しい従業員です。ですから、「見えない部分を大事にする従業員になってほしい」、私はいつもそう言っています。見えない部分とは、徹底的に考えること、そして自分を磨くことです。』
本書の中の一文ですが、どんな仕事をしている人にも当てはまる言葉です。
私たちが大切にしていくべきものは何か、それを大切にするためにすべきことは何か。
自問自答をさせられる時間が多かったこの1年で、そんな考えに至る方も多かったのではないでしょうか。
苦しい中ではありますが、今ここで折れるわけにはいきません。
逆境から這い上がった佐藤氏の生き方と心の持ち方に、背筋がしゃんと伸びました。
2月3日(水)に郡山でフォーラムを開催予定の「人を大切にする経営学会」会長・坂本光司先生もご推薦されている、今だからこそ読んでいただきたい一冊です。
今読みたい本、今年度の更新はこれにて終了です。
本年もお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
末筆ではございますが、タスキーグループを今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
タスキー税理士法人
佐藤 美友
参照：売れ続ける理由 〜一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法〜／佐藤 啓二
