タスキー税理士法人橋本です。
今回ご紹介させていただく書物は、「スタンフォード式最高の睡眠」です。
本書は、睡眠研究の総本山・スタンフォード大学で長年研究を続ける著者。本書はその日本語による初めての著作です。「睡眠医学」の最先端を詰め込んだ内容が多く盛り込まれています。
本書の中で最も印象的な部分は、睡眠負債という概念です。スタンフォードの研究者は「睡眠不足」ではなく、代わりにこの言葉を用います。睡眠時間の短さはその場限りの問題ではなく、累積して恐ろしいダメージを人体に与え、回復するには不足分の何倍もの睡眠時間を必要とされるというものです。
どう睡眠負債を解消するか。本書のメインテーマとして、体温を上げて下げて縮める方法について書かれています。
風呂は寝る90分前に入り湯船に15分間入ります。15分で身体の芯を温めて体温を上げます。90分かけて身体の温度を下げることで、身体の芯と皮膚の温度の差が少なくなるタイミングで寝ることが、良質な睡眠をとれるようになります。
本書は、飲酒を禁止するなど、現実味のない改善策を述べるのではなく、「睡眠の確保の重要性を唱えている」ものになります。取り入れられる範囲から生活に取り入れていきたいと思います。
タスキー税理士法人
橋本 悠