タスキー税理士法人橋本です。
今回ご紹介させていただく書籍は「マスカレード・ナイト」です。
本書は、東野圭吾氏が描く、2019年に映画化されたマスカレードホテルに続くシリーズ第三作品目です。前作と同様舞台は、都内某所にある超高級ホテルです。
ある日警視庁捜査一課のもとに、不審な密告状が届く。その内容はある部屋で女性が死んでいるかもしれないというものでした。
次々と送られてくる密告状に従い捜査を進めていくうちに、前作でも登場したマスカレードホテルに犯人が訪れるといった内容が明らかにされていきます。そこで、捜査一課の新田警部が再びホテルマンに化け、ホテルに潜入し捜査を進めるといった物語です。
この物語の魅力の一つとして、警部とホテルマンの意外な共通点に着目しました。警察官という職業は人をくまなく観察し疑いの目を向け市民の安全を守るというのが主です。ホテルマンという職業はお客様の要望を真に理解するために観察し最高のおもてなしを見せるために働きます。
目的は異なりますが、使う能力や仕事内容は職種が異なっても酷似していることに気づかされ、自分の周りにも置き換えることができると感じ見識が広まったように思います。
とても読みやすく意外な発見ができた本書でした。
タスキー税理士法人
橋本 悠