こんにちは! タスキー税理士法人の佐藤美友です。 もう2月ですよ、1年の内の12分の1が終わりましたね。震えが止まりません。 さあさあ元気にいきましょう!今回ご紹介するのはこちらの一冊です。 『決算書ナゾトキトレーニング』 著・村上 茂久 決算書のどこを見るかは、その目的によって異なります。 例えば自分が銀行員だったとして、融資のために決算書を分析する場合、きちんと返済してほしいので企業の安全性を重視するはずです。 その一方、自分が一投資家の立場で在ればどうでしょうか?多少のリスクは想定内、もうけが出てほしいので企業の成長や将来性に目が行ってしまいませんか? 「立場や職種の違いによって、数字の意味も重要度も異なる。この違いを意識することで、初めて決算書を立体的に読めるようになるのです。」 冒頭で筆者はこのように述べていますが、まさにその通り。 簿記の教科書で学ぶ決算書はあくまでも教材、形が整えられた架空のものですが、実在している決算書は「生きて」います。 過去の積み重ねが記録されているのはもちろんのこと、企業がこれから何に力を入れ、どのような成長過程を目指すのか、生きた数字に反映されているのです。 決算書を読め、と言われると身構えてしまう方も多いかと思います。 よくCMで目にするあの会社、大赤字なのに絶好調なのはなぜ? あのグループが出した当期純利益は○兆円…!? SaaSの赤字企業が高値で買収された理由は? などなど、一見すると難しそうな各章のテーマですが、会話仕立てでとっつきやすいので、肩肘張らずに読んでみてください。 そして、読了後に週刊ダイヤモンド2021年48号の決算書100本ノックを読むとさらに「おぉ…」となります。(「進●ゼミでやったところだ…!」と似た感覚を味わえます) 就活、転職、投資、その目的は様々ですが、自分で企業を分析できるようになると視野はどんどん広がります。 企業分析・株価分析にチャレンジするための入門書としていかがでしょうか? 最後までお付き合いいただきありがとうございました。 タスキー税理士法人 佐藤 美友 参照:決算書ナゾトキトレーニング/村上 茂久