こんにちは。
タスキー税理士法人の青谷麻容子です。
気付けば2月も終盤。1年の6分の1が早くも終わろうとしています。
年を重ねるごとに、時が経つのは早いと聞いてはいましたが、今年もマッハで2か月が過ぎ去りました。
今回ご紹介する本は、この疲れ切った体をどうにか回復させたい、という私の切なる願いに希望の光となる「メガビタミン健康法」です。
著者の藤川先生は心療内科で診療を行う中で、心の病と言われている症状の多くは、必要な栄養素が足りていない「質的栄養失調」が原因だと捉え、多くの患者さんを改善に導いています。
「質的栄養失調」とは「糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ミネラル不足」です。
心の病でなくても、この「質的栄養失調」が続くと、代謝障害が積み重なり、統合失調症、糖尿病、膠原病、アトピー性皮膚炎、神経難病、リウマチ、がん、その他の慢性疾患に見舞われてしまいます。
こうした慢性疾患は健康な人が突然なるのではなく、分子栄養学で言えば「健康レベルが低い」、東洋医学でいうところの「未病」の状態の人がなってしまいます。
ここでいう、栄養とは、今までの私たちが考えている栄養とは異なるもので、分子栄養学による栄養のことを指します。
従来の生物学から、遺伝子の解明により、分子生物学が発展し、そこから誕生したのが分子栄養学です。分子栄養学はDNA分子レべルの栄養学で、栄養を受け入れる側である体を分子レベルで考えていく栄養学です。つまり、DNA分子レベルで明らかになった体の反応に基づいて、必要な栄養を考えていくという、新時代の栄養学です。
分子栄養学の登場により、それまでの栄養学は古典栄養学になったのに、未だに「三大栄養素のバランスをとる」「肥満対策としてカロリー計算をする」「ビタミンは自然の食品に含まれている」という古典的な栄養学の知識のままで食事をしているから体調が良くならない。と藤川先生は仰います。
そして、すべての日本人がタンパク不足に陥っている。よって、健康レベル向上の第一歩はタンパク質を豊富に摂ること、プロテインを毎日飲むことを提唱されています。
もちろん、意識して肉や卵を食べることは重要ですが、食事だけでは現代のタンパク不足は補えないくらいの量だからです。
藤川メソッドを一部ご紹介しますが、摂取が必要なタンパク質は、自分の体重×1gが一日最低限の量です。例えば体重60kgなら、1日のタンパク質は60gが最低限必要です。プロテインスコアで換算されるタンパク質の量は、卵3個で20g、牛肉200gで30g、これでも50gなので足りません。最低限必要量を食事だけで摂るのは、かなり大変です。
まずは1日20g(60CC)×2回、朝夕12時間ごとにプロテインを飲む習慣を付けます。
ただし、食の細い人、長期間にわたりタンパク不足が続いている人は、ムカムカして飲めない、お腹を下してしまうこともあります。これもタンパク不足が原因です。
臓器や酵素もタンパク質からつくられるため、タンパク不足だと消化吸収機能が上手く働かないからです。そういう人は1日5g×3回から開始していくとよいそうです。
高たんぱくのご紹介だけで長文になってしまったので、メガビタミンについては割愛します。
とにかく、この分子栄養学療法を実践すれば、疲れにくくなり、いつもと体のキレが変わってきて、肌や紙がイキイキしてくるとのこと。
特に、中高年以降の方にとっては、糖尿病、動脈硬化、がん、認知症、リウマチ、神経難病の予防につながり、健康寿命が延び、元気で活躍できる期間が長くなるそうです。
まずは、私はホエイプロテイン(WPI)を買いに走りたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
タスキー税理士法人 公認会計士
青谷麻容子
参照:メガビタミン健康法/藤川徳美