こんにちは。タスキー税理士法人の青谷麻容子です。
冬至も過ぎ、一年で一番夜が長い日が終わり、これからは少しずつ、日が長くなってきます。
とはいえ、ここから寒さは厳しさを増していくと思いますので、皆様暖かくしてお過ごしください。
さて、今回ご紹介する本は、『本当の自分に出会えば病気は消えていく』(三笠書房))です。
この本は、出張先のホテルの本棚にあったので、たまたま手に取った本です。
題名だけ見ると、ちょっとスピリチャル系の本なのかな?と思ったのですが、読み進めると著者の梯谷幸司氏が20年以上の歳月をかけて確立した科学的手法に基づき、多くの病気を改善した事例が紹介されていました。
昔から「病は気から」 といいますが、近年の様々な研究により「心が体を支配する」ことが科学的に証明されつつあります。
著者の梯谷氏は医師ではないため、クライアントに治療をするわけではなく、メンタルトレーナーとしてクライアントの心にアプローチするのですが、言葉の技術や心理技術を駆使して、「脳の動かし方」を変化させる独自の方法により、多くの病気を終わらせてきたそうです。
これまで終わらせてきた病気の一例として、乳がん、大腸がん、胃がん、肺がん、脳腫瘍、子宮頸がん、悪性リンパ腫などの各種がんや、白血病、脳疾患、心疾患、糖尿病、動脈瘤、骨髄炎、子宮筋腫や卵巣のう腫などの婦人科系疾患、膠原病などの自己免疫疾患、アトピー、うつ病やパニック障害などの精神疾患などが挙げられており、その範囲は多岐にわたります。
ここで、印象に残ったのは、「病気を治す」という言い方はせず、「病気をやめてもらうお手伝いをしてきた」という表現をされている点です。
これは、著者が多くの経験を重ねる中で気付いたのが、病気をつくっているのは、その人が心の中で意識・無意識に感じているズレであり、そのズレを起こしている原因は、実際には存在しない思い込みや誤ったセルフイメージ、それらをつくっている脳の動かし方だという考えからです。
よって、これらの誤りや偏りを解消したとき、病気はやめられます。「本当の自分」のまま、本来の「生きる目的」に沿って生きる選択を取り戻した時、病気とは無縁になるのです。と仰っています。
現に、
・10数年間の糖尿病生活を、4か月でやめた60代女性
・ステージ3の子宮頸がんを、3か月でやめた30代女性
・アルコール依存症を、1日でやめた40代男性
など、脳の動かし方を変えていくことで、病気をやめていった数多くのクライアントを目の当たりにするたび、「病は気から」は事実なのだ。と強く実感しているそうです。
また、同じ状況に置かれていても、その人の「脳の動かし方のクセ」で病気になりやすい、なりにくいが分かれるそうです。
怒られたくないから、嫌われたくないから、貧乏になりたくないから~をする。という思考回路の人は、脳の苦痛系が動き、分泌されるホルモンの影響もあり、病気になりやすい状態になります。
一方、「~を得たい」という思いが第一にあり、それに突き動かされて、様々な決断や判断をする。
例えば、「自分の仕事を通して世の中に貢献したい」「同じ悩みを持っている人たちに、自分の経験を生かして気づきを与えたい」といった思いで行動している時に分泌されるホルモンや脳内物質によって、病気になりにくい状態になるそうです。
つまり、同じ仕事をしていても、嫌々やっている人と、ポジティブにやっている人で、脳の動かし方が変わり、そこから分泌されるホルモンなどにより、体に与える影響も変わってくるということです。
他にも、病気をやめるためには、
・自分を縛る「こうあるべき」というルールを見直す
・「私は~のために、病気をやめる」という言い方をする
・「~したい」に力点をおく
など、意識や言葉を変えていく手法が紹介されています。
心身一如。心(精神)と身体は切り離すことのできないひとつのものです。
どちらも互いに影響し合ってのチーム我です。
自分の心の持ちよう、使う言葉一つ一つが、体に与えるは思いのほか大きいようです。
さて、マッハの勢いで2024年が終わろうとしておりますが、皆様にとって今年一年はどのような年だったでしょうか?
タスキーグループもいつものごとく、色々なことがあった1年でしたが、社内メンバーやお客様、取引先の皆様に支えていただきながら、今年も良い一年になりました。
心より御礼申し上げます。
そして、今年一年、頑張ってくれた自分の心と体にも心から感謝しましょう。
今年も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
どうぞ良いお年をお迎えください。
タスキー税理士法人 公認会計士
青谷麻容子