こんにちは!タスキーグループ/まちづくりデザインチーム小笠原です。
今回ご紹介する一冊は「原因」と「結果」の法則です。
自ら手に取ったのではなくいただいた本ではありますが、琴線に触れる部分が多くありましたのでご紹介させていただきます。
本書は所謂自己啓発本で、自分こそが自分の人生のつくり手であるということに気づきましょう!という提案から進む内容となります。自分の人生(人間)をつくるのは環境ではない。思いによって自分自身の過ごしてきたこれまでとは異なる環境に行きつくことができるという考え方です。
立場や環境が人をつくるという言葉がありますが、人の思いが環境をつくっていくという考え方が新鮮に感じた一冊となります。環境は思ったようにコントロールできないかもしれませんが、自分の思いはコントロールできる。そうすると、間接的に環境もコントロールできるということですね。
―――人は環境を改善することに恣意的だが自分自身を改善することには消極的である
このような一文とともに下記のような3つの例を挙げています
・貧しい男は報酬が少ないことを理由に仕事をさぼり、雇い主をだますことを選んでいる
・暴飲暴食で慢性病を患っている人は健康を取り戻すことに恣意的だが、欲望は犠牲にしようとしない
・自身の繁栄を願い、従業員への賃金を不当に削っている経営者
容易に頭で想像ができる例ではありますが、結果をもたらしている原因について分析する必要性を伝える例となっています。目標としていることに至らない真の原因は何かを見つめなおすことが重要だと考えさせられます。
―――トウモロコシからはトウモロコシ以外のものはけっして成長しないように、苦悩がある状態に今あるのであれば思いの方向性が何らかの誤った方向に向いている。
本当に改善すべきこと(原因)、上記の3つの例ですと自分自身に改善の矢印が向いておらず目を背けているように感じます。周囲の環境や要因の改善に取り組むことは、結果と調和しない思いをめぐらせているので、目標の達成を自ら妨害していることになるのでしょう。この例では、結果と調和しない思いが“原因”であり、人生の中で変えられない法則、“原因と結果の法則”だと捉えています。だからこそ、良い思いは良い結果を、悪い思いは悪い結果を生むのだということです。
最後に
―――人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者である
人生は様々な環境に身を置くことがありますが、環境が良くないと思うのではなく、自分自身の思いを見つめなおすことで良い環境にしていくことができるのかもしれませんね。
今いる環境が悪い、別の環境なら…と思う方は手に取ってみると何か気づきがあるかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございました。
タスキーグループ/まちづくりデザインチーム
小笠原 康