こんにちは!タスキーグループ/経理支援チームの平野です。
今回私が紹介するのは、細谷功が著し、ヨシタケシンスケの挿画が魅力的な「やわらかい頭の作り方」です。
みなさんは、仕事や日常生活にて問題解決や新しいアイデアを出す場面で、「もっと柔軟に考えられたら」と感じたことはないでしょうか。私は日々の業務をこなしていく中でこう考える場面が何度もありました。
この本は、普段私たちが無意識にしている「考え方のクセ」に気づかせてくれる一冊です。正解を求めがちな考え方から一歩抜け出し、もっと柔軟に、自由に考える力を育てるヒントが詰まっています。
今回はこの本の中から2点ご紹介します。
1.成功の反対語は失敗か?
私たちはつい、「成功=正しい」「失敗=間違い」と決めつけがちです。しかし、成功してもたまたまうまくいっただけかもしれませんし、失敗しても新しい気づきや改善のヒントが得られることもあります。著者は結果だけで判断せず、その過程や考え方を見ることが大切だと教えてくれています。柔らかい頭を持つことで、成功も失敗も学びに変えることができるのです。
2.形から入るか、中身から入るか?
何か新しいことを始めようとするとき、「まずは中身をしっかりしよう」と考える人もいれば、「まずは形から整えてみよう」と考える人もいます。どちらが正しいというよりも、「やってみたくなる方から始めればいい」と提案しています。たとえばスポーツを始めるとき、かっこいいウェアをそろえることで気分が上がり、継続につながることもあります。「形か中身か?」は突き詰めれば「手段か目的か」という構図に置き換えることができます。形から入ることは悪くとらえられることもありますが、手段を優先させることでいつの間にか目的を達成する状況を狙うものだとも考えることができます。柔らかい頭とは、型にはまらずに、自分に合ったやり方を選べることなのです。
『やわらかい頭の作り方』は、可愛い挿絵とともに身近な例をあげながら、ちょっとした考え方の違いで、見える世界が変わることを教えてくれます。いつも同じやり方、同じ考えにとらわれていると感じている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい一冊です。日々の仕事やコミュニケーションに役立つヒントが見つかるかもしれません。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
タスキーグループ/経理支援チーム
平野美帆