はじめまして!タスキーグループ/経理支援チームの早坂です。
突然ですが、私は学生の頃、夏休みなどの作文の課題では、いつも「自転車の交通安全」の作文コンクールにしか出さないほど、読書感想文を避けて過ごしてきました。(そのため、一時期、自転車の法整備に関する知識に詳しくなっていました。) 今回、ほぼ人生初めてと言っても過言ではない、自分の読んだ感想や考えをまとめる機会となり、文章を書きながら緊張しておりますが、どうぞ最後までお付き合いいただけると幸いです。
そんな「私には、読んだ感想を人に伝えるなんてできない…」という先入観を持っていた自分に対して、自分の可能性や現状への向き合い方を一新してくれた本が、今回紹介する「お探し物は図書室まで」です。
舞台は、東京郊外の小さな町のコミュニティハウスにある、ごくごく普通の図書室です。 「お探し物は、本ですか?仕事ですか?人生ですか?」をテーマに、それぞれの章で異なる悩みを抱えた人々が、図書室の司書・小町さんと出会い、本を通して前に進む姿が描かれます。
最初は、目的とは違う本を紹介され戸惑う登場人物たちですが、誰もが知る名作から意外な一冊まで、小町さんの選ぶ本は、訪れる人々の心に寄り添い、閉ざされた扉を開くきっかけとなっていきます。
・今の仕事に対する不満を感じている人
・やりたいことがあるけど、前に進めない人
・理想の生活と、現実に思い悩む人 などなど…
生きていく上で、誰もが何かしらの悩みを抱えています。 いつかは解決したい、こうなっていたい、という思いはあるが…。
そんな忙しい日常の中で、立ち止まって自分と向き合いたい時、あるいは誰かの優しさに触れたい時に、そっと手を取り、心に寄り添ってくれるような一冊です。
5つの短編から成り、それぞれの登場人物の心の変化を楽しみながらも、つながりを感じられる面白い作品です。共感できる部分もかなりあると思いますので、ぜひ手に取って、自分の心に寄り添ってみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
タスキーグループ/経理支援チーム 早坂 みいな