こんにちは。タスキーグループ、インターン生の泉水美紅です。
今回ご紹介するのは、世界中で読み継がれてきた一冊、サン=テグジュペリ作の『星の王子さま』です。
おそらく、書店や図書館で一度は目にしたことがある方も多いと思います。
実は私はこの本を高校生の時に初めて読んで、とても好きになりました。普段活字嫌いでなかなか本を読まない私ですが、かわいくてほっこりする文章にあふれてて、とても読みやすかったです!
この本の魅力は、一度読んで終わりではありません。
子どものころに読んだときと、大人になってから読んだとき。
まったく違った感情や気づきを与えてくれる、そんな不思議な力を持った物語だとおもいます。
ページをめくると、柔らかな言葉とともに、どこか遠い場所からやってきた王子さまが、静かに語りかけてくれます。
「たいせつなものって、なんだろう?」
「わたしたちは、本当に大事なものを、ちゃんと見つめているだろうか?」
物語の中で語られる、
「ほんとうに大切なことは、目に見えないんだよ。」
という一文は、私自身も特に心に残っていますし、とても好きな言葉です。
仕事や日常生活のなかで、どうしても数字や目に見える成果ばかりに気を取られてしまいがちです。けれど、信頼や誠実さ、誰かを思いやる気持ち、ふとした優しさ――そういった「見えないけれど、確かにあるもの」のほうが、実はずっと大切なのかもしれません。
『星の王子さま』は、決して難しい本ではありません。
文字も大きく、かわいらしい挿絵も多く、短時間で読み終えることができます。けれどその短い読書の中に、自分の中にある“やわらかい部分”を静かに照らしてくれるような、不思議な温かさが詰まっています。
もし最近、ちょっと立ち止まりたいな、心を整えたいな、と思っていた方がいらしたら、ぜひこの本を手に取ってみてください!
大切な何かに、そっと気づかせてくれるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
みなさまにとって、夏のひとときがやさしく、心豊かな時間になりますように!
タスキーグループ/制作チーム 広報インターン
泉水美紅