こんにちは!タスキーグループ/経理支援チームの平野です。
今回私が紹介するのは白濱龍太郎が著した「ぐっすり眠る習慣」です。
皆さんは忙しい日々が続くと、「とにかく寝たいけど、なかなか眠れない」「寝ても疲れが取れない」と感じることはありませんか?
私自身、朝スッキリ起きられなかったり、起きてすぐに疲れたと感じたりと、もやもやしていたこともありました。
今回手に取った本の著者、白濱龍太郎先生は睡眠専門医として、多くの患者さんの睡眠の悩みに向き合ってきた方です。難しい専門用語を使わず、私たちが日常生活の中でできる「質の良い睡眠」のための習慣を、とてもやさしく解説してくれています。
この本で魅力を感じたところは、「睡眠は夜だけの問題じゃない」という視点を持たせてくれるところです。
たとえば、日中の過ごし方、カフェインの摂り方、帰宅後の過ごし方、入浴のタイミングなど、意外なところに睡眠の質を左右するポイントがあるんだと気づかされました。
中でも印象的だったことを3点紹介します。
①寝る直前に歯を磨いてはいけない。
寝る直前に歯茎を刺激することで、眠りやすくするメラトニンの働きを抑制してしまうことにつながります。就寝1時間前までには済ませておくことが大切とのことです。
②朝の過ごし方が夜の眠りに影響する。
朝日を浴びることや、リズムのある生活を送ることで、体内時計が整い、夜自然に眠れるようになるとのことです。
③すっと眠りたいときはコーヒーの香りがおすすめ
ラベンダーやカモミールの香りについては有名ですが、コーヒーも香りだけでしたら睡眠にいい効果を与えることが明らかになったそうです。これは意外でした!
どこか根性論や精神論で語られがちな“睡眠の悩み”を、しっかりと理論で優しく解きほぐしてくれるのが本書の魅力です。
睡眠に関しては、「貯金」はできないにもかかわらず、「負債」は蓄積されていくという表現も印象的でした。
そして、ただ長く寝ればよいというわけではなく、とくに最初の4時間の睡眠の質がカギになるそうです!
この本を読んでから、私自身「眠ること」への考え方が変わりました。
睡眠は“疲れを取るためだけのもの”ではなく、“1日を元気に過ごすための土台”だという意識を持てるようになったのです。仕事のパフォーマンスや心の安定にもつながる、大切な時間なのだと実感しています。
もし最近、「眠りが浅い」「疲れが抜けない」と感じている方がいれば、ぜひ一度この本を手に取ってみてください。