こんにちは!タスキーグループ 労務支援チームの木下です。
夜が長くなり、ゆったりと読書を楽しめる秋がやってきました。
そんな秋の夜長に、ちょっと考えを巡らせたくなる一冊を読んだのでご紹介します。
朝起きてから寝るまでのあいだ、人は1日で3万5千回もの「選択」を繰り返しているといわれています。
これだけ多くの選択をしていると、私自身も、特に毎日の「食の選択」に困ってしまいます。
お腹は空いているのに、これといって「食べたいもの」が思い浮かばない‥。
とりあえずコンビニにいってみるものの、どれでもいいや‥となってしまい、
結局、いつも買っている定番の商品に落ち着いてしまうなんてことがよくあります。
■選べないとき、人は何を選ぶのか?
選択肢や判断材料が増えれば増えるほど、人は選ぶことを避けるようになる──
本書では、そんな現代人の選択行動を3つのパターンに分類しています。
まずひとつ目は、「いつもの選択」。
慣れ親しんだ選択肢を選ぶことで、脳のエネルギー消費を抑えようとする行動です。
コンビニでの私の選択はまさにいつもの選択に収まってしまった結果ですね。
二つ目は「選択の先延ばし」。
レビューを読んだり、商品の比較記事読んでみたものの、結局サイトの買い物かごに商品が入ったままでシーズンが終わっているなんて事がよくあります。
そして三つ目が「他者依存」です。
例えば、このお店気になるけど、まずレビュー数チェックしてから!と入る前に確認してからお店を決めるなんてこと皆さんもありませんか?
これら3つの行動に共通するのは、根底に「失敗したくない」という心理があるからです。
しかし一方でこの方法だと「当たり」を引くこともないと筆者はいいます。
■「当たり」を選ぶためにできること
世間で「当たり」とされているものが、必ずしも自分にとっての当たりとは限りません。
満足できる選択をするには、まず自分の「好き」を明確にすることが大切です。
もちろん、その過程で失敗することもあるかもしれません。
でも自分の興味を広げ、「これいいな」と思える感覚を大切にしていくことで、
少しずつ、自分だけの「当たり」に出会えるようになります。
そうして見つけた一品は、SNSでバズっているかどうかに関係なく、あなたにとっての特別な宝物になるはずです。
この本は、マーケティング戦略についての書籍かと思いきや、読み進めるうちに人間関係や人生観、AIの話題にまで広がっていきます。
話の展開がテンポよく、一気に読み進めてしまいました!
自分の「好き」を選択する為に、とりあえず今日コンビニでいつもなら選ばない商品を選んでみませんか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
タスキーグループ/労務支援チーム 木下 知奈美