第399回 仕事も人生もうまくいく整える力 禅が教えてくれる98の養生訓 /枡野 俊明

こんにちは!タスキーグループ/税務支援チームの大友です。

突然ですが、みなさんは「坐禅」をしたことはありますか?
私が通っていた幼稚園には、仏教行事として「坐禅会」がありました。背筋をまっすぐに伸ばし、警策(きょうさく)という坐禅の時に使うあの木の棒で叩かれないように怯えながら、静かに座っていたことを思い出します。
今回ご紹介するのは、そんな「禅」の教えを現代の生活に取り入れやすく解説した一冊です。

『仕事も人生もうまくいく整える力―禅が教えてくれる98の養生訓』著・枡野俊明

著者の枡野俊明さんは、曹洞宗徳雄山建功寺の住職でありながら、庭園デザイナーや多摩美術大学名誉教授としても活躍されている方です。以前、この「今読みたい本」でも紹介した『仕事も人間関係もうまくいく放っておく力』の著者でもあります。

日常を整え、すこやかな人生を送るにはどうしたらいいのか。本書にある98の養生訓の中から、特に大切だと思った3つのポイントをご紹介します。

① 「和顔愛語」で人間関係を整える
禅には、「和顔愛語(わげんあいご)」という教えがあるそうです。「和顔」は柔らかな笑顔、「愛語」は慈しみのある言葉を指します。
いつも笑顔の人は、その笑顔で人を引き寄せますし、相手を思いやる言葉は、人の心をほぐします。
私自身も、自分が上機嫌でいると、周りの空気までパッと明るくなるような気がしています。
医学的にも、笑うことは免疫力アップや自律神経を整える効果があるそうです。
自分も周りも整えてくれる「笑顔」。当たり前だけど、とても大切なことだと再確認しました。


② 「30分の早起き」で朝を整える
「1分でも長く寝ていたい…」そう思ってしまい、なかなか早起きができない方も多いのではないでしょうか。毎朝目が覚めることは、当たり前だと思いがちですが、「命に限りのある」ことは、万人に共通する現実です。誰もが生きて新しい1日を迎えられるとは限らないため、「1分を惜しんで寝たい」から「1分を惜しんで起きよう」と、考え方を変えてみるのはいかがでしょうか。
本書では、「いままでより30分早起き」をして、「10分程度の朝坐禅」を提案しています。坐禅は姿勢と呼吸と心を整えて、心身の英気を養う効果があります。
朝のバタバタを解消し、心に余裕を持って1日をスタートさせる…そんな生活、憧れますよね。


③ 「感動の老化」を防ぎ、休日を整える
休日だからノープランでごろごろするのが良いよな~と思っていましたが、この本では、その過ごし方だと“なまけグセ”がつき、かえって心身の調子が悪くなると書かれています。
一番良くないのは、自分から行動を起こさず、時間に流されることです。
本書の中で特にハッとしたのは、『“感動の老化“は体の老化より早く来る』という言葉です。自分から行動し、「好き」「面白い」と心が動く時間を過ごすことで、心の若々しさを保つことができます。
無趣味な方も、まずは「時間に使われない」休日を意識してみてはいかがでしょうか。


いかがでしたでしょうか。 頭ではわかっていても、意外とできていないことばかりだったのではないでしょうか。
今回ご紹介した内容以外にも、自分自身を見つめ直すきっかけをくれる、「禅」の教えがたくさん詰まっていました。ぜひ手に取ってみてください!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

タスキーグループ/税務支援チーム
大友 美輝

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