こんにちは!タスキーグループ 労務支援チームの木下です。
2026年が始まって2ヶ月。「新しいことを何かを始めよう!」と意気込みつつも、考えすぎて結局足踏みしてしまっているなーと感じている時に出会ったのが、小説『成瀬は天下を取りに行く』の主人公、成瀬あかりでした。
成瀬あかりは、とにかく規格外の女子高生です。
勉強もスポーツも基本なんでもこなしてしまう。でも、少しというか、だいぶ変わり者なんです。
・閉店間際のデパートに通い詰め、地元のテレビ中継に毎日映り込む
・M-1優勝を目指して漫才をはじめる
・髪の伸びる速さを検証するために、いきなり坊主にする
周囲の目なんてどこ吹く風で、彼女は自分の信じた道を、ただひたすらにコツコツと突き進みます。
しかし、この物語の面白いところは、成瀬が実際に「天下」を取るわけではないという点です。
M-1で優勝するわけでも、特別な偉業を成し遂げるわけでもありません。
むしろ、幼なじみに「いろんなことが途中で終わっている」と指摘されるシーンすらあります。
そんな彼女が放つ、ある言葉が胸に刺さりました。
<たくさん種をまいて、ひとつでも花が咲けばいい。花が咲かなかったとしても、挑戦した経験は全て肥やしになる>
正直、私たちは成瀬のようにここまで「まっすぐ」に生きるのは難しいかもしれません。 でも、そんな彼女も決して完璧ではなく、物語の中で一度だけ見せる「人間らしさ」に触れたとき、なんだか少し、彼女のことが身近に感じられました。
「天下を取る」と大きく出ているタイトルの意味も、実はもっとシンプルで自由なものなのかもしれません。誰かに認められる特別な結果を出すことだけがゴールではなく、まずは目の前のことに自分なりの面白さを見つけて、種をまき続けていく。その先で新しい発見や出会いがあったら、それはもう「天下を取った」と言えるのではないか。読み終わる頃には、そんなふうに思えていました。
成瀬ほどのインパクトは出せなくても、自分なりの「まっすぐさ」で日々に向き合ってみる。そんな一歩を、少しだけ踏み出してみたくなるような一冊です。
ぜひ、成瀬あかりという唯一無二の女の子に出会ってみてください。
彼女のことがきっと好きになると思います!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
タスキーグループ/労務支援チーム 木下 知奈美




