こんにちは!タスキーグループ経理支援チームの上野です。
みなさんは業務や雑談で意見が食い違ったとき、「まあ、人それぞれだからね」と話を切り上げたり、心の中で諦めたりしたことはありませんか?この言葉は一見、相手の尊重に思えますが、実際は「これ以上は関わらない」という無関心のサインになりがちです。今回はそんなお互いに干渉しないことで生まれる、日々のちょっとした「さみしさ」の正体に迫る一冊、石田光規著『「人それぞれ」がさみしい』をご紹介します。
著者は、現代人が衝突を恐れるあまり、お互いの領域に踏み込まない「過剰な配慮」を行っていると指摘します。相手を否定しない代わりに、深く関わりもしない。「人それぞれ」という言葉は、実態として「私はあなたに関与しないので、あなたも私に関与しないでください」という、関係性のシャットダウンの役割を果たしているというのです。傷つけ合わない代わりに、誰とも深くつながらない。そんな関係が溢れた結果、私たちは見えない「さみしさ」を抱えることになります。
この問題は、会社にも通じる部分があるかもしれません。昨今重視される「心理的安全性」ですが、配慮しすぎるあまり「あの人はあの人」と議論を避けてしまえば、それはお互いへの「無関心」になってしまう恐れもあります。
当社はVALUEとして目的志向・目的思考を掲げていますが、本当に大切なことは単に波風を立てないことだけでなく、共通の「目的」に向かうことではないでしょうか。違いを「人それぞれ」という言葉で終わらせず、時には一歩踏み込んで対話を重ねていくことが重要なのかもしれません。
日々の業務のなかでもただ話を合わせるだけでなく、共通の目的に立ち返りながらお互いの目線を合わせるコミュニケーションを大切にしたい、と改めて感じました。本書は「心地よいだけの関係」から、一歩進んだ「信頼し合える関係」を作るためきっかけをくれると思いますので、気になった方は是非手に取ってみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
タスキーグループ経理支援チーム 上野鎮



