第365回 休養学:あなたを疲れから救う/片野 秀樹

こんにちは!タスキーグループ/税務支援チームの佐藤です。
仙台は桜のピークを過ぎ、花びらが作る薄桃色の絨毯を楽しむ頃になりました。
4月も半ば、新たな環境に身を置いて緊張状態が続いていないでしょうか?

「休養学:あなたを疲れから救う」 著・片野秀樹

働き方改革の推進もあり、現在の日本の勤務時間の長さや休日日数は、実は諸外国と比較してそれほど「働き過ぎ」というわけではないのです。
しかしながら著者が代表理事を務める日本リカバリー協会が就労者10万人を対象にして行った疲労に関する調査の結果、全体の約8割が疲労を抱えて生活していることが判明しました。
「おつかれさま」という常套句に表れているとおり、私たちは疲れているのが当たり前、と思っている節があるのかもしれません。

たくさん寝る、
ご褒美にスイーツを、
コーヒーを飲んでリフレッシュ…
などなど、よくやりがちな自己流回復は、実は疲労をとるにはNGらしい。(全部心当たりあります…)

・人はなぜ疲れるのか
・疲れても無理をして休まずにいると、人間の体はどうなるのか
・どんな休み方をすれば最も効果的に疲れがとれるのか
本書ではこういった疑問を科学的な解説とともに紐解いていきます。

活動→疲労→休養のサイクルに「活力」を加えることで、なんとなく疲れている状態からより満充電に近い形へ。
活力を高めるためには、あえて自分に何か負荷をかけることがポイントだと筆者は述べています。
休むのに負荷…!?と思いますよね。
そして、休養という行為を7種類に分類し、それらを適宜組み合わせて、最もリフレッシュできる休み方を見つけること。
単に寝る、休息するといった「守りの休養」から「攻めの休養」へシフトするためのコツが詰まった一冊です。


お仕事も学校も、慣れないうちは肩に力が入ってしまって、いつも以上に疲れを感じてしまうという方も多いことでしょう。
自分の体に鞭を打って頑張り続けるだけでは先は短い、上手に休めたらと思い手に取った本でしたが、紹介するなら今がベストだと思いました。
「休むこと」は「なまけていること」ではありません。
新しい休み方が気になった方、ぜひ読んでみてください。
何はともあれ皆様お身体は大切に、健康第一です。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!


タスキーグループ/税務支援チーム  佐藤 美友

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佐藤 美友

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