こんにちは!タスキーグループ人事支援チームの神成です。
とうとう仙台でも雪の降る季節となってきました。
今回は、そんな東北の寒い冬にぴったりの、心温まる作品をご紹介したいと思います。
「トリツカレ男」というタイトル、最近どこかで目にした人もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はこの秋、同タイトルでアニメ映画化された原作の小説です。
映画の宣伝で主演二人が歌っているショート動画をたまたま見かけて気になったことから、久しぶりに小説に手を伸ばしてみた次第でした。
トリツカレ男とは、主人公のジュゼッペのあだ名のことです。
オペラ、三段跳び、探偵ごっこなど、突拍子もなく物事にとりつかれたように熱中してしまうジュゼッペが、街の人々から「おーい、トリツカレ男!」のように呼ばれるのがその街の日常。
しかも、三段跳びで世界記録を出したり、探偵として事件を解決したりしてしまうのだから、その集中力はすさまじいものです。
私自身、新しいことを始めてもすぐに飽きてしまったり、すぐに成果が出ないと諦めてしまうタイプです。
だからこそ、一つのことにとりつかれるほど夢中になれるジュゼッペが純粋に羨ましいと感じました。
そんなトリツカレ男が恋をしたらどうなるのか?
大人になってからは割と重くてくどい文体を好んできたのですが、
この作品は軽やかな文体で、まるで歌や音楽が聞こえてくるような、爽やかな余韻を味わえる一冊でした。
ページ数も多くなく、小学生くらいの子供でも楽しく読める本だと思います。
気になった方はぜひ手に取ってみてください。
また、この文章を書いている時点ではまだ映画は見ていないので、もし映画をご覧になった方がいらっしゃいましたらぜひ感想を教えてくださいね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
タスキーグループ人事支援チーム 神成香澄




