第111回 行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術

行動科学を使ってできる人が育つ! 教える技術

こんにちは。
タスキー税理士法人の佐藤美友です。

緊急事態宣言が解除され、少しずつ街のお店に明かりが灯りだし、日常が動き出しました。
新たな環境にてスタートを切った方、立場が変わった方も多いことでしょう。

新年度が始まり、2ヶ月が経過しようとしています。
新入社員の皆さんが緊張しながら期待と不安を抱えているのはもちろんですが、後輩が増える「先輩社員」の皆さんも悩みを抱えているのではないでしょうか。
イレギュラーな始まりに、今までの教育方法が通じなくなってしまったケースも少なくありません。
私も入社して4年、組織の一員として自己研磨と教育に励むことの大切さを日々の中で改めて実感しております。

今回ご紹介するのは、石田淳氏の『教える技術』。
人間の「行動」に焦点を当てる行動科学に基づき、人を育てるためのノウハウ(という言葉で表現していいのかわかりませんが)を学ぶことができます。
後輩を指導する立場になった時、部下を持った時、いざ直面してみれば価値観の違いや精神論に目が行きがちですが、大切なのは相手に「結果を出すための望ましい行動を身に着けさせる」こと。至ってシンプルです。

指導がうまくいかないとふさぎ込む前に、ひとつひとつ問題を紐解いていけば見えてくるものがあります。
行動に対する具体的なチェックリストを作ってみたり、教える内容を「知識」と「技術」に分けてみたりして、成果を均せる教え方を蓄積していくことが大切です。

昔ながらの「背中を見て学べ」という考え方は、今の時代には迎合されないのかもしれません。しかし、「どう教えられたのか」というのは無意識化に体に染みついているものです。
自分が教えた後輩もやがて「先輩」になり、その際に正しい教え方が彼らの身に着いていたのなら、それはきっと大変喜ばしいことでしょう。

教え育む、から、共に育つ、へ。
ぜひとも先輩社員の皆様に読んでいただきたい一冊です。

タスキー税理士法人 佐藤 美友
行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術/石田淳

佐藤 美友

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