小笠原です。今回の今読みたい本は『30の発明からよむ世界史』。
学生の時に学んでいたことを、大人になってから学び返すと発見や面白さがあるなと感じ、学び直しのような感覚で本書を手に取りました。
本書では、タイトル通り30の発明と世界史を絡めながら、身の回りにあるものやよく知るものにどのような歴史があるのかが書かれています。
例えば、道路。最古の道がどのようなものかという元始に触れながら、道路をつくり移動を可能にすることで起きた文明の発展、つくりすぎたことにより起きた財政難、つくった道路から攻め込まれて衰退した文明が書かれています。そしてアスファルトで舗装された道路が多すぎる現代の問題点にも触れています。
このような1テーマが約10ページで書かれており、雑学を知る気分でサクサクと読むことができました。
1つのものに歴史や物語があると改めて考えさせられると、モノだけではなく経営も家系も一個人も、今まで築き上げてきた歴史があって今があるのだと思い返すきっかけになりました。規模の大小や自身の年齢に関係なく、会社立ち上げの困難や爆発的な成長、転換点、失敗、改善、丸ごと含めて今があるのだなということを感じます。
これからの成長や未来を見つつ、これまで築き上げてきたもの、成長したことを少し立ち止まって振り返ると良いのかもしれないと感じる書籍でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
タスキー税理士法人
小笠原 康