今回ご紹介する本は【プチ哲学】です。
哲学という言葉を説明しようとすると少し難しいですよね。本書はそんな哲学を、プチ哲学=少し深く考える という言葉に置き換えています。
異なる視点から見てみる、分からなくてもすぐ諦めずに考えてみる、発想の転換をする。小林秀雄さんの著書ほどまったく難解なものではありませんが、まさに考えるヒントを教えてくれる内容となっています。
表紙はシンプルですが、中はカラーで文章が限られており、かつ1項目3~5ページで構成されていて非常に読みやすくなっています。『枠組みにとらわれない』、『価値のはかり方』、『次元を変える』、『弱点の有効利用』など。このようなテーマから深く考えることを促進してくれる内容でした。
人によって、考えるテーマや深さは様々かもしれません。
考えることの面白さ。
知ることによる喜び。
発見できた時の嬉しさ。
それは誰しもが持っているのではないかと思います。
分からない!といって投げてしまうのではなく、少し深く考えてみる。情報が爆発して取得しきれないほど溢れている現在だからこそ、すぐ調べて答えを得ようとせず、思考し想像力を働かせてみることが大切ではないでしょうか?
哲学は言葉で表現すると難しい。
それをシンプルな絵と文章で教えてくれる本でした。
少し哲学に触れてみたい方にはお勧めです。
タスキー税理士法人
小笠原康