こんにちは!
サクセスエール税理士法人の公認会計士・中小企業診断士の色川大輔です。
本年から『今読みたい本』と題しまして、我々が読書を通じて、新たな学びを得た書籍、業務への参考にした書籍、面白かった書籍など、分野を問わず様々な書籍を紹介させて頂きます。
少しでも皆様に楽しんで頂けたり、新たな学びへの参考になったりしますと幸いです。
それでは、今回私が紹介させていただくのは、
『鬼速PDCA(クロスメディア・パブリッシング(インプレス)/冨田和成)』という書籍です。
なぜ私が紹介する書籍の1つ目として『鬼速PDCA』を選んだかといいますと、行動面で私が最も多くの影響を受け、様々なことを生活の中に取り入れた書籍だからです。
私はこの書籍に出会った当時、監査法人に入社して7年目となり、上場会社や金融機関の現場主任に加え、採用担当を任せられるなど、仕事も相当忙しくなり、
「今やっていることは自分の夢や目標につながっているのか。」
「毎日が忙しくて、気づいたら1ヶ月が終わっている。」
など、様々な悩みを抱えていました。
そんな時に読んだ鬼速PDCAには、下記の記述がありました。
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「振り返りの時間がないんですよね」という言い訳もいままで何百回も聞いてきた。
しかし私が営業マンだったころは飲み会などのアポをわざわざ平日に入れて(金曜も気が緩んで深酒してしまうので避けていた)、週末はインプットと振り返りの時間にあてていた。土日を100%、自分の成長のための時間に当てられる人はそう多くはないだろうが、要は覚悟次第で時間はいくらでも作れるということを言いたいのである。
おそらく振り返りが苦手な人は、立ち止まって考えるよりも汗を流して走り回っているほうが前に進んでいる印象を受けるのかもしれない。確かにそれはそれで「頑張っている充実感」はあるかのかもしれない。
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おぉ。自分だ。。。。
自分の甘さを痛感した私は、とりあえず鬼速PDCAに書いてあることを1から試してみました。
そして、実行していく中で、最も自分に足りていなかったことは、振返りだということに気づきました。
目の前の仕事をこなすことに忙殺され、成果を確認したり、反省する時間を作れていなかったのです。
筆者は、PDCAを『前進を続けるためのフレームワーク』と定義し、PDCAを鬼速で回していくことで、組織、個人ともに圧倒的なスピードで成長できるとしています。
そして、鬼速PDCAの特徴的なところは、PDCAの成否は計画の出来が大部分を占めるとしながら、振返りの頻度を重要視しているところにあると思います。
これ以降、私は必ず毎朝「振返りの習慣」を持つようになりました。
毎日の振返りを始めたことで、私は必ず1日の計画を立てるようになり、以前と比較して目標を意識した行動の取捨選択も取れるようになってきたと思っており、忙しい中でも自分の成長を実感できるようになりました。
そして、毎朝の振返りは今でも続けています。
鬼速PDCAは、PDCAの理論に重点を置いた学術書ではなく、実践を重視したビジネス書です。
内容も濃厚なため、なかなか紹介したい点のすべては紹介できませんので、私が鬼速PDCAを行う上での注意点を自身でまとめて携帯している資料を紹介させて頂き、締めとさせて頂きます。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
サクセスエール税理士法人 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔
参照:鬼速PDCA/冨田和成