今回ご紹介するのは、“三越伊勢丹さん、マナーで失敗しない方法を教えてください。”です。
タイトル通り、三越伊勢丹で実践されているであろう?マナーについて書かれているのが本書です。
目次はビジネス、冠婚葬祭、贈り物、年中行事のマナー。企業オリジナルのマナーで参考にならないというものではなく、一般的なものとして学ぶことができる内容となっていると思います。「正解はこれ!」だけではなくなぜそうすべきなのか、ストーリーの中で具体的な例も示してくれます。
昨今は、テレビ番組等でマナー講師が登場し、細かく極端なマナーの説明を行うが故に、マナーなんて…と思う若者が増えてきているように感じます。確かにマナーの感度は人それぞれであり、まったく気にしない人もいれば細かく見る人もいるでしょう。しかし、知っていてアレンジすることと、知らずにマナーから外れることは全く異なると思っています。
最近改めて感じるのは、企業のサービス・商品の質を支えるのは人だということです。
企業のマニュアルを習得してもらうことももちろん大切ですが、人として成長してもらうきっかけ作りも重要なのではないかと思っています。一般常識のような、当たり前のレベルを上げる人材育成が知見の広がりや学ぶ意欲にもつながり、本人の成長、サービスの質にもつながってくるのではないでしょうか?
本書は理由付けがあるのでわかりやすく、文章ではなく漫画で描かれています。視覚的にわかりやすい内容です。一般常識をもう少し…そんな社員さんにもお勧めいたします。
タスキー税理士法人
小笠原康
参照:三越伊勢丹さん、マナーで失敗しない方法を教えてください。/(株)三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズ