第276回 僕は君たちに武器を配りたい/瀧本哲史

おはようございます!
タスキー株式会社の上野です。

今回ご紹介する本は、『僕は君たちに武器を配りたい』です。
本書では、社会人に向けて資本主義の世界で生き抜くための考え方を説明してくれています。
「資本主義」という言葉を耳にしたことはあっても、要は何なのかを説明するのは難しくないでしょうか?
そんな私たちにとって身近だけれども、いまいちピンとこない資本主義の世界はどういったルールで成り立っていて、どうふるまうのがよいか。
本書は社会人が生き抜くための武器を与えてくれます。

本書のキーワードを表すと
・投資家的に生きる
・差異を作る
の2つです。

①投資家的に生きる
投資家的に生きるとは、長期的に利益を得られるものに時間やお金を使うことです。
パッとイメージしづらい方は、「消費」と区別して考えると分かりやすいと思います。
例えばゲームで遊ぶ時間も、ただの娯楽であれば消費になりますが、ゲーム開発に携わる人が自身の仕事に生かすことができれば投資になるかもしれません。
このように本書では時間やお金を消費ではなく投資的に使っていくことを勧めしています。

②差異を作る
長期的に企業が残り続けるためには、「差異」を作らなければいけません。
ある企業がどんなに画期的で新しいサービス作っても、すぐに他の企業がより安価で同等のサービスが売りだし、そのサービスはコモディティ化していきます。
iphoneが日本で発売されて15年ほど経ちますが、当時は先進的だったiphoneも他のより安く同様の機能をもったスマートフォンに代替されるようになっています。
コモディティ化を避けるために、常に他社・他人との差異を作り続ける必要があります。

このキーワードは個人のキャリアを考えるときにも有用だと思います。
自分の生活で消費が増えてしまっていないか、新しい仕事にチャレンジできているか。
自身が長く働くにあたって、どこにお金・時間を使うべきなのか、今の自分の生活や働き方で見直せるところはないでしょうか?

実際のアクションを考える際には、どこへ投資をして、何で差異をつくればよいのかも悩ましいところかと思います。
本書ではその考え方についても詳しく記載がありますので、
もし気になる方いらっしゃいましたら、実際に手に取ってみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

タスキー株式会社
上野鎮

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上野鎮

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