企業の社会的使命

経営メモ_企業の社会的使命

『使命は、利潤や納税に非ず』

物事には「目的」と「手段」がある。
そして、経営においては、その「目的」を長期的な視点で捉えるべきである。
しかし、経済環境がそれを許さず、多くが短期的な思考に陥り
「目的」と「手段」が混同されてしまっている。

企業や組織を見渡した場合、この「目的」と「手段」が明確になっているか否かが、組織の命運を握っていると思えてならない。

先日、仙台のビュッフェ・レストラン「六丁目農園レストラン」を訪問した。

「障がい者を納税者にする」という旗印に、安倍首相をはじめ全国から視察団が絶えない。
悪立地、ランチ営業のみ、障がい者を八割雇用、
そして、連日予約で満席。

飲食業を知る方にとっては、まさにビックリ現象である。
これが一時点の話ではなくお店に行く度に進化している。

六丁目農園レストランの渡部社長の「目的」は明確である。

障がい者を雇用する。
そして、障がい者を納税者にする。
それ以外はすべて「手段」でしかない。

今のようにパラダイムがシフトしている時代だからこそ、自らの組織の「目的」を真に直視し、もっと先にある自らの理想とする経営に近づきたい。

青谷 貴典

青谷 貴典

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