第10回 きっと、そんなに悪いものじゃない

桜の下で待っている

3月は、別れの季節、節目の月です。
この時季になると否応無しに思い出してしまうことがあり、花粉と戦う必要がない私は本の世界に入り浸っておりました。

『桜の下で待っている』 著・彩瀬まる

ふるさと、と聞いて皆様には思い浮かぶ場所がございますでしょうか。
大切な人がいる場所、
自分の生まれ育ったふるさと、
持てなかったふるさと。

東京、茨城、郡山、仙台、花巻、新幹線で北へ向かう五人の主人公のそれぞれの物語が、繊細な言葉で頭に流れ込んできます。
千本桜、アンパンマンミュージアム、宮沢賢治の童話村。
岩手県出身の私は「マルカンデパート」が出てきたときに、真っ先にあのソフトクリームが頭に浮かびました。(感動<食い気です。察してください。)
大人になると帰る機会も減り、ふるさとと疎遠になる方も少なくないかと存じます。
面倒だけれど愛おしい「ふるさと」に思いを馳せてみるというのも、素敵な時間だと思いませんか?

仙台は春の足音が聞こえ始めたばかりですが、ぜひ桜の花びらが散り行く前に読んでいただきたい一冊です。

サクセスエール税理士法人 佐藤美友

参照:桜の下で待っている/彩瀬 まる

佐藤 美友

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