第60回 国家と教養

国家と教養

こんにちは。
サクセスエール税理士法人の青谷麻容子です。

1月も瞬きしたら終わり、2月も3分の1が過ぎてしまいました。年々、時が経つのが早く感じられ、このままだと、読みたいと思って買い込んである膨大な本を読めずに一生を終えてしまうのではないかと焦ります。

会計事務所は繁忙期真っ只中ですが、そんな中でも、これは是非読むべきだと思った本が「国家と教養」です。

著者は、言わずと知れた、ベストセラー「国家の品格」の著者、藤原正彦氏。

数年前、未来への恋文セミナーにご登壇頂いた時も、ユーモアたっぷりで、その魅力についつい惹きこまれてしまいましたが、本書でも藤原節は健在です。

正しい国家を形作るには国民一人一人に「教養」がなければいけないと藤原先生は説きます。「教養」とは、世の中に溢れるいくつもの正しい「論理」の中から最適なものを選び出す「直感力」、そして「大局観」を与えてくれる力。

では、教養はなぜ必要なのか。

金融ビッグバン、新会計基準、市場原理、グローバル・スタンダード、民営化、規制緩和、リストラ、郵政改革、消費増税、TPPなど、教養が衰退したがゆえに、他国の真の狙いに気づかず、我が国がいかに他国に食い物にされてきたか。これは現在進行形ですが、教養のなき国民が国を滅ぼすということが、歴史を概観しながら分かりやすく書かれています。

では、教養を身につけるためにはどうしたら良いのか。

現代のわれわれが必要な教養とは書斎型の知識などではなく、現実対応型の情緒や形と一体となった知識である。情緒とはその人が生まれてからこれまでにどんな経験をしてきたかによって培われる心で、形とは日本人としての形。弱者に対する涙、卑怯を憎む心、正義感、勇気、忍耐、誠実など論理的には言えないが価値基準となる人間としての在り方である。と。
そして、教養の4本柱として人文教養、社会教養、科学教養に加え、情緒が入った大衆文化教養を加え、「現代にふさわしい教養」の在り方を提言されています。

教養なき国民こそが国を滅ぼす。肝に銘じ、教養ある国民になるべく、今日からわが身の在り方を正さねばと思う次第である。

サクセスエール税理士法人 公認会計士 青谷麻容子

参照:国家と教養/藤原 正彦

青谷 麻容子

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