第101回 人はどう考えるかを考える!

論理パラドクス・心のワナ編 人はどう考えるかを考える77問

こんにちは。
タスキー税理士法人の佐藤美友です。

日常が非日常に置き換わり、緊張を切らすことが難しい状況が続いております。
さまざまな制限や経営への大きな打撃に苦しい事態ではありますが、春の訪れを信じ、今すべきことを見据えなければなりません。
我々の役割とは何か、再認識する毎日です。

なかなか外出をするのも難しい状況ですから、こんな時こそ積読を崩すのもいいかもしれません。
今回ご紹介するのはこちらの一冊です。

『論理パラドクス・心のワナ編』 著・三浦 俊彦

「心―直観や錯覚―にまつわるパラドクス」をモチーフとした本書。
認知心理学、行動経済学、社会生物学といった分野では、実験的な検証の統計データが蓄積されているからこそ、〈論理と心理とのズレ〉が見えてくる。「自分自身いかに合理的な考え方をしていようとも、他社も同じく合理的に考えるかどうかを予測できなければ、合理的に生きられはしないのが現実。」
前書きのこの一文を読んですぐにレジに持っていきましたが、選択は正しかったようです。
行動経済学を除いて、この手の学問にあまり触れてこなかったこともあり、問いの一つ一つに唸りながら読ませていただきました。

会計事務所ですので、一つ問いを紹介するとしたら「心の会計簿」でしょうか。
行動経済学者リチャード・セイラー氏のメンタル・アカウンティングに纏わる問いです。
心の解釈でお金の価値や重要度を決めてしまうため必ずしも合理的な選択をしないという理論ですが、この問いへの回答の最後がなんとも人間らしく笑ってしまいました。

「私の行動、非合理的だ…」と、少しばかり引いてしまいました!
全77問、ぜひ解き進めながら読んでいただきたい一冊です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

タスキー税理士法人 佐藤 美友

参照:論理パラドクス・心のワナ編 人はどう考えるかを考える77問/三浦俊彦

佐藤 美友

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