第117回 FACTFULNESS

FACTFULNESS/ハンス・ロスリング

こんにちは
タスキー税理士法人の橋本悠です。

今回ご紹介させて頂くのは『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』という書籍です。
筆者のハンス・ロスリング氏は、医師で教育者です。スウェーデンで国境なき医師団の立ち上げた後に、TEDトークや講演などでご活躍されていました。2017年に膵臓癌により死去されています。
ビルゲイツ氏も「名作中の名作、世界を見るために欠かせない一冊。」と仰り​、2018年にアメリカの大学を卒業した学生のうち、希望者全員にこの本をプレゼントしたほど大絶賛でした。
「賢い人ほど世界の真実を知らない」と本の帯にありますが、多くの人間が世界の現状について誤った認識をしている(経済・環境・医療)について、最新の統計データを使用し「事実に基づく世界の見方」をできる様になると思います。
本書の中で私が一番印象に残っている部分として、世界は先進国と発展途上国の2極化だと思っていましたが、現在はレベル分けをされていて私たち日本はレベル4で12.5%、世界の大半はレベル2とレベル3で75%、レベル1が12.5%で分けられています。レベル1の中でも貧困国は9%まで減少しているデータで、世界人口は100億人から120億人で安定すると言うお話しです。現在人口爆発により急激に世界の総人口は増え続けどうなるのかと感じておりましたが、本書では人口の増加はおさまると書かれています。
出生率に関して、文化ではなく経済レベルに相関関係があります。貧しいからこそ働き手が必要になり、子供を増やしたり避妊に対する教育などが行き届いていないからこそ人口は増え続ける訳ですが、現在貧困国は9%まで減少し、それと同時に出生率は下がるため人口は120億人で安定する事がわかります。
人口増加に関わらず本書で書かれている内容は知る必要のある内容ばかりです。経済用語や統計用語も難しい物は使用されていない為非常に読みやすい1冊でした。

タスキー税理士法人 橋本悠
FACTFULNESS/ハンス・ロスリング

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