第119回 ドラえもんを本気でつくる

ドラえもんを本気でつくる

こんにちは!佐藤美友です。
8月も残すところあと僅か。年々早く感じる季節の移ろいに、歳を重ねていることを実感します。目まぐるしく過ぎていく日々を大切に、着実に歩んでまいりたいものです。

さてさて、今回ご紹介するのはなんだかワクワクするタイトルのこちらの1冊!

『ドラえもんを本気でつくる』 著・大澤 正彦

子供の頃に掲げた「ドラえもんをつくりたい」という夢を持ち続け、実現のための努力を重ねた大澤さん。大人に夢を笑われ、ショックを受けた過去もありました。
あのまあるいフォルムに愛着を感じていた、未来にあの子が寄り添ってくれれば、などとふわふわと期待したことはありませんか?
きっと同じように夢を抱いた人もいたことでしょうが、行動に移したかどうかの違いに過ぎないのではないかと思います。

『つくりたくてつくりたくてしかたがないのに、つくれなくて、つくる術がなくて、でも夢は変えられない。悔しくて、苦しくて、それが数年前までの自分でした』

ドラえもんの存在は「目の前の困っている人を助ける」ためにあります。
大澤さんは、この気持ちは強くとも「世の中全体をよくしたい」という欲求がほとんどなく、そのことに対してコンプレックスを抱いていたそうです。
ですが、ロボットは量産が可能です。ひとりひとりに向き合って助けてくれるドラえもんが人を幸せにして、結果として世の中が良くなっていくのでは。素敵な未来の設計図だな、と思いました。

この本はもちろん読み物としても面白いのですが、61ページ目から1章の終わりまで、同業者にはぜひ読んでいただきたいです。
何度も繰り返し読みました。AIに仕事が奪われるという言葉の意味を、改めて理解することができます。

大澤さんが仲間にかけられた言葉が嬉しかったと、こんな話を紹介していました。
『ぼくはいま、がん細胞を光らせる研究をしている。遠い未来かもしれないけど、いつかぼくがつくったがんを光らせるスプレーを、大澤さんがつくったドラえもんのポケットから出す未来が来たらいいな』
夢の連鎖、これは言われたら嬉しい。大澤さんではないのに私まで胸が熱くなってしまいました。

夢を掲げること、実現に向けて動くこと。感じるエネルギーは、とても力強く輝いています。
眩しいからと目をそらすのではなくて、追い風にできるような人間でありたい。そう強く感じました。

タスキー税理士法人 佐藤 美友
参照:ドラえもんを本気でつくる/大澤正彦

佐藤 美友

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