第144回 夢をかなえるゾウ/水野 敬也

こんにちは。
タスキー税理士法の鈴木です。
今回ご紹介させていただく本は、「夢をかなえるゾウ」という本です。
 
 
変わりたいと願う主人公の元に、神様を名乗るゾウが突然現れるところから話は始まります。
ゾウの神様ということで、インドのガネーシャをモチーフにしているそうです。
 
そんな少しファンタジー要素が含まれた冒頭から始まる話ですが、内容としては主人公の現状抱えている悩みや壁に対して、過去の偉人はどのような考えや行動でそれを変えてきたのかを、ガネーシャが説いていくという流れです。
 
 
自分がその中でも心に残った一節があります。小説家のスティーブン・キングが小説家になるため、学校の先生をしつつ、学校から帰ってきた後や週末にずっと小説を書き、自分の時間をコントロールしたことで地位を築いたという内容について紹介する場面での、ガネーシャの一言です。「会社終わったら自由やから遊んでええちゅうわけやないんやで。むしろ逆やで。会社が終わったあとの自由な時間ちゅうのはな、自分がこれから成功していくために『自由に使える一番貴重な時間』なんや」という言葉を受け、時間の使い方に対する意識を改めねばならないなと感じされられました。
 
 
また、アメリカの自動車会社の創設者であるヘンリー・フォードが残した『もし私がお客さんに何が欲しいかとたずねたら、彼らは、もっと速く走れる馬を、と答えていただろう』という名言に対して、「人はな、わざわざ『○○が欲しい』なんて教えてくれへんのや。人が何を欲しがっているかをこっちが考えて、予想して、提案していかなあかんのや。人の欲満たす、いうんはそれくらい難しいことなんやで。」という言葉を、主人公に投げかけていました。
この考えは日々の仕事にも通じるところがあるなと思います。
相手が何を求めているのか、それを自ら考え提案していくことが大事なのだと考えさせられる一節です。
 
 
一見ファンタジーちっくなところを感じる本書ですが、内容自体は実用書とビジネス書の両方の要素を兼ね備えていると思います。
日常生活を上手く過ごしいていくための糸口を、本書を通して見つけてみるのはいかがでしょうか。
 
 
タスキー税理士法人 鈴木克成
 
 
 
参照:夢をかなえるゾウ /水野 敬也

鈴木 克成

鈴木 克成

Leave a Replay

タスキー税理士法人ブログ

お客様に役立つ様々なテーマ、お知らせなど、スタッフが日々更新しています。

Recent Posts

Follow Us