第148回 本物の気づかい/井上 裕之

こんにちは。
タスキー税理士法人の鈴木です。
 
今回ご紹介させていただく本は、「本物の気づかい」という本です。
気づかいとは、言い換えれば相手のためを考え察する力ではないかと思います。
一言で、気づかいのできる人間になると言っても、何をもってして気づかいなのかは、人それぞれ捉え方が違うものだと思います。
気づかないよりは、気づいて行動できる人間でありたいと思いますので、そのヒントを本書を読んで得られたらなと思い選びました。
 
 
 
本書の構成としては、1~4章まで分けられ、「なぜ気づかいが好かれるのか」に始まり、「人間関係がうまくいく」気づかい、「ワンランク上」の気づかい、「プライベート」での気づかいと、シチュエーションや目的別の気づかいの方法が書かれております。全体を通して、どういうことが気づかいなのかを、短い項目ごとに分けて書かれております。
 
本書を最後まで読み進めてみると、言われてみれば当たり前のことだなと感じる項目が多々ありましたが、当たり前を自然にできる事自体が難しいということを改めて感じました。
 
 
 
冒頭の方で、「今の時代に必要な気づかいとは?」との問いに対し、『ビジネスでの接待や過剰な関わりが少なくなっている現代においては、気づかいの判断基準が難しく、「余計なことになるなら、しないほうがいいかも」と思ってしまうシーンが少なくありません。』と回答しています。
確かに自分もどちらかといえば、そう考えて行動に移せていないケースというのがあるなと、自分に当てはめて考えておりました。
その後の記述にて、「人は何かをしてもらったり、してもらったことにお返しが合ったりすれば、よろこびを感じる。」「人の心理は、社会や自分の都合に合わせて無視しない方がいい」と書かれており、確かに相手のためを思うのであれば、少しの気づかいでも行動に移していくべきだなと思いました。自分都合で物事を判断していいては、いつまでたっても気づける人間にはなれないなと思います。
 
共感できた内容に、『「ありがとう」は魔法の言葉』という箇所があります。
『「ありがとう」は気配りに満ちた最大のコミュニケーションツールであり、「ありがとう」を言った数だけ、お互いの関係が良好になる』と書かれております。
ありがとうは言った方も言われた方も気持ちの良い言葉だなと、個人的にも思います。ですが、普段の生活を振り返ってみると、ありがとうよりもすみません等のネガティブな言葉の方が多く発してしまっているなと振り返っておりました。
直接的な気づかいには繋がらないのかもしれませんが、相手を気持ちよくできる言葉というのは、積極的に使っていきたいなと思います。
 
他にも、「気づかいはタイミングがすべて」や『人と長く深くつながるための「報告」と「連絡」』等日常に取り入れられる気づかいが多く紹介されております。
 
これからも、気づかいのできる人間になれるよう、相手のことを思いやった行動をできるようにしてまいりたいと思います。
 
 
 
タスキー税理士法人
鈴木克成
 
 
 
 
参照:本物の気づかい/井上 裕之

鈴木 克成

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